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【体験談】AHI27.6で睡眠時無呼吸と診断|PSG検査からCPAP治療6ヶ月までの全記録

【体験談】AHI27.6で睡眠時無呼吸と診断|PSG検査からCPAP治療6ヶ月までの全記録

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自分や家族に睡眠時無呼吸の心当たりがあるなら、それは放置していい話ではないかもしれません。

筆者は2025年11月、終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査を受けてAHI 27.6・中等症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され、その日のうちにCPAP治療を始めました。検査時のスペックは30歳・身長175.6cm・体重97.4kg・BMI 31.59。「肥満+いびき」という、まさにSASのテンプレートのような状態です。

本記事では、実際に受けた検査結果の数字・治療費・CPAPを使い始めて感じた変化と苦労を、体験ベースで包み隠さず書きます。睡眠時無呼吸かもと感じている方、あるいは家族から指摘されている方の判断材料になれば。

📊 治療7ヶ月目の現状(2026-06-06 追記)

CPAP治療を開始してから7ヶ月が経過した時点での実測ステータスを追記します。

  • 継続状況:現在まで治療継続中(中断なし)
  • 無呼吸の頻度:定期診察で医師から「無呼吸の時間はほぼない」と評価されている
  • 体重:開始時97.4kg → 91kg台で安定(±0.5kg/週、減量主目的は別の生活改善)
  • 使用感:マスクの位置・空気圧に慣れて、朝の喉ガラガラはほぼ消失

「使えば使うほど身体が楽になる」というより、「つけずに寝た翌朝に違いが出る」フェーズに入っています。出張等で1日使わないと、翌朝の喉と日中の眠気で違いを実感する状況です。

受診のきっかけ|いびきと朝の喉ガラガラの正体

筆者の場合、CPAPに辿り着くまでの自覚症状は3つでした。

  • 慢性的ないびき(自覚あり、毎日)
  • 朝起きたときの喉のガラガラ感(口呼吸の典型症状)
  • 父が睡眠時無呼吸を患っていた既往歴(自分も同じいびきがあったため心配に)

さかのぼると、107kgまで太っていた頃は起床時の頭痛と日中の強烈な眠気が当たり前でした。当時は「太っているから疲れやすいのだろう」と片付けていましたが、いま思えばあれも無呼吸のサインだったのだと思います。2024年頃までのその状態を、筆者は1年以上放置していました。

父のSAS既往と自分のいびきが重なって決定打になりました。「自分もそうかもしれない」という不安がぬぐえず、受診に踏み切りました。自分で観察できない時間帯に呼吸が止まっている可能性となれば、それは循環器・脳血管にじわじわ負担をかけているかもしれません。e-ヘルスネット(厚生労働省)でも、SASは「過眠や高血圧などを引き起こす病気」として明確に注意喚起されています。

朝のガラガラは「乾燥のせい」と思っていましたが、後でわかるように口呼吸+無呼吸による典型的な症状でした。風邪を引いていないのに喉がやられる感覚があるなら、一度疑ってみる価値があります。

終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査を受けた

呼吸器内科を受診すると、まず簡易検査(自宅で一晩測定)→必要に応じて精密検査(PSG)という流れが一般的です。筆者は最初からPSGを案内されました。

PSGは病院で一晩泊まり、頭・顔・胸・足など全身に20本ほどのセンサーを装着して睡眠中の呼吸・脳波・心拍・酸素飽和度(SpO2)・体位を計測します。「こんなに線をつけて眠れるのか?」と思いましたが、いつも通り眠れました(SASの症状で疲れていた説あり)。

検査自体はほぼ寝るだけで終わるので、最初の心理的ハードルだけ超えれば苦痛はありません。

診断結果はAHI 27.6の中等症|仰向けではAHI 47.9で重症レベル

PSG睡眠検査データのイメージ

数日後に渡された結果は想像以上にシビアでした。

指標筆者の数値基準・意味
AHI(無呼吸低呼吸指数)27.6回/h中等症(15以上で SAS 確定)
仰臥位AHI47.9回/h重症レベル
仰向け以外AHI7.1回/h軽症レベル
最低SpO277%基準値95-98%(90%未満は危険域)
SpO2 90%未満の合計時間19.4分一晩で血中酸素が低下していた時間
最長無呼吸時間81秒1分以上、呼吸が止まった瞬間がある
いびき(40dB以上)睡眠時間の51.1%仰向け時は56.5%
深睡眠 N311.7%基準13-23% → やや不足
覚醒反応指数13.9回/h微小覚醒が頻発

実際の検査結果報告書(個人情報部分は除外)がこちらです。

筆者のPSG検査結果報告書(実データ)

特に衝撃だったのは「仰向けで寝るとAHI 47.9(重症)/横向きならAHI 7.1(軽症)」という体位差。寝姿勢ひとつで重症と軽症を行き来しているわけです。

体位別AHI数値の実データ:仰臥位47.9、仰向け以外7.1

そして最長81秒——1分以上呼吸が止まっている瞬間が、毎晩起きていた事実。

e-ヘルスネットによると、AHI20回以上の中等症・重症SASを放置すると、心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・事故による死亡率が非常に高くなるとされています。「ただのいびき」と片付けていい話ではありません。

CPAP治療を始める決断|不安と費用の現実

CPAPは鼻に装着したマスクから空気を持続的に送り込み、気道が塞がるのを物理的に防ぐ治療です。診断当日に医師から「保険適用で月4,500円ほど、月1回の通院が条件」と説明されました。

正直、決断時の不安は2つ:

  1. 「マスクをつけてすんなり眠れるのか?」
  2. 「毎日となると面倒で続かないのでは?」

ただ、「呼吸が81秒止まっている事実」と「重症化したら死亡率が上がる」という客観的な数字を見せられると、不安より「やらない選択肢の方がリスク」と判断できました。これは過去にダイエットで 糖質制限を続けた結果、尿酸値の上昇を血液検査で指摘され痛風リスクを警告された 経験から学んだことでもあります——自覚症状より客観的な数値を信じるべき場面がある、と。

費用は健康保険3割負担で月約4,500円(再診料込み)。これは「機器レンタル+遠隔モニタリング+医師の管理料」のセット料金で、買い切りではなく毎月発生します。年間にすると約54,000円。安くはないですが、放置のリスクと天秤にかければ妥当だと判断しました。

使い始めの苦労|加湿の水滴と慣れない違和感

CPAP本体・チューブ・鼻マスクのセット

決断と継続は別問題です。実際に使い始めて、最初の1〜2週間はそれなりに苦労しました。

筆者が選んだのは鼻マスクタイプ(口は閉じてマスクは鼻だけ覆う形)。鼻ピロー(鼻孔に直接挿し込むタイプ)やフルフェイス(鼻と口を覆う)もありますが、鼻マスクが圧迫感と密閉性のバランスが取りやすいと案内されました。

困ったのは2点:

  • 慣れずに途中で起きる:装着感に違和感があり、夜中に何度か目覚める日が続きました。1〜2週間で気にならなくなりました。
  • 加湿の水滴が顔に当たる:CPAPには乾燥対策で加湿機能が付いているのですが、初期設定のままだと送気チューブ内で結露し、水滴が顔に飛んできて不快でした。加湿レベルを下げることであっさり解決。室温やチューブの取り回しで結露しやすさが変わるので、季節ごとに微調整が必要です。

「使い始めの不快感」は機器の不具合ではなく、設定と慣れの問題。最初の2週間で諦める人がいると聞きますが、もったいない判断です。

6ヶ月続けて変わったこと|体感はなくても数字は語る

正直に書きます。「朝の目覚めが劇的に変わった」「日中の眠気が消えた」といった分かりやすい体感の変化はありませんでした。

ただ、客観的な変化は確実にありました。

1. 朝の喉ガラガラと喉風邪が消えた

CPAPは持続陽圧呼吸なので、自然と鼻呼吸が定着します。口呼吸→鼻呼吸に切り替わったことで、朝起きたときの喉のガラガラ感がなくなり、ひどい時は風邪を引くこともあった喉風邪を6ヶ月引いていないのは明確な変化でした。多少の乾燥はあっても、以前の不調感はもう感じません。

2. 深い睡眠(N3)がスマートリングで2時間台に

普段から evofit1070 というスマートリングで睡眠を計測しています。CPAP単体では深い眠りは29分しか出ませんでしたが、サプリ(ビタミンD3+マグネシウムグリシネート)と併用したところ、深い眠りが約2時間まで改善しました。

ここで強調しておきたいのは、CPAPは「呼吸を止めない」装置であって、「眠りの質を直接上げる」装置ではないということです。深い眠りを伸ばすには別のアプローチが要りました。サプリの選び方・用量・月コストは マルチビタミン1年で体感ゼロ|睡眠サプリを2つに絞った選び方と実測ログ にすべてまとめてあります。

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💍 睡眠を数値で見える化するスマートリング

スマートリング(睡眠トラッカー)

✅ 深い眠り・REM・心拍数を毎晩計測 / 指輪型で装着感ゼロに近い

「体感だけでは続かない、数字があると続く」——CPAP治療中の変化をスマートリングで記録したことで、サプリの効果検証もできました。

3. 父にも「自分も検査を受けてみては」と勧められるようになった

父も以前から同じいびきと無呼吸の症状を抱えていたものの、本人は治療を受けないまま放置していました。筆者がAHI 27.6で診断されCPAPを始めたあと、深い眠りの数値変化を見せて「同じ症状なら早く検査した方がいい」と父にも伝えました。CPAPは「呼吸を止めない」装置で、体への負荷が確実に減ることを、自分の数値で示せた意味は大きかったと感じています。

CPAPと併せて整えた寝室環境と生活習慣

CPAPは「機械をつければ終わり」ではありません。毎晩マスクをつけて眠る治療なので、眠りやすい環境が整っていないと、そもそも治療自体が続かないというのが半年やってみた実感です。

厚生労働省 e-ヘルスネットの「快眠と生活習慣」では、睡眠の質は単純な時間ではなく、深いノンレム睡眠とレム睡眠のバランスで評価されると説明されています。つまり「8時間寝た」だけでは不十分で、その中で深い眠りがどれだけ取れているかが疲労回復を左右します。同ページでは、就寝直前のスマホ・PC操作による光刺激、カフェイン・アルコールの摂取タイミング、就寝・起床時刻のずれ、運動不足、室温・寝具・寝室の明るさといった生活習慣の影響が挙げられています。

筆者の場合はこれらに加えて、無呼吸という構造的な問題がありました。だからこそ順序が大事です。構造的な問題は医療で片付け、その上で環境を整える。逆順にして生活改善だけで粘っていた期間が長かったことを、いまは反省しています。

CPAP治療と並行して変えたのは3点です。

1. 光|就寝60分前から画面を遠ざける

  • 就寝60分前から部屋の照明を電球色(暖色)に切り替える
  • スマホは寝室に持ち込まず、寝室外で充電する
  • どうしても夜に画面を見るときは、明るさを最低まで下げる

特に効いたのは「スマホを寝室外に置く」設計でした。意志で「見ない」と決めても、枕元にあれば必ず手が伸びます。物理的に距離を取る環境設計の方が、意志に頼るより明らかに楽でした。

2. 体温|就寝90分前の入浴

人は、深部体温(体の内側の温度)が下がるタイミングで眠くなります。e-ヘルスネットの「快眠のための睡眠習慣」でも、就寝の1〜2時間前の入浴が入眠を助けるとされています。

  • 就寝の90分前に 40℃前後のお湯で15分前後の入浴
  • 日中は徒歩通勤+週2〜3回の軽い筋トレ
  • 就寝直前の激しい運動は避ける

107kgの頃は「シャワーだけ」「日中の活動量ほぼゼロ」で、深部体温のメリハリがほぼない生活でした。湯船に浸かる習慣を戻したタイミングで、入眠までの時間が体感で短くなったという実感があります。なお就寝直前の高強度運動はかえって交感神経を刺激するため、夜遅い時間はストレッチ程度に留めるのが無難です(→筋トレを習慣化する最小設計)。

3. 寝室|暗さ・温度・枕

  • 遮光カーテンで朝までしっかり暗く
  • 夏は26〜27℃/冬は18〜20℃を目安にエアコンを併用
  • 枕の高さは「仰向けで首がまっすぐ」になる位置

寝室を「眠るための場所」に振り切ったことで、ベッドに入ってからスマホをいじる時間が大幅に減りました。「寝室=眠る場所」と用途を1つに絞るだけでも、入眠のスイッチは入りやすくなる印象です。CPAPのマスクとチューブがある生活では、寝室が散らかっていないこと自体が地味に効きます。

4. 崩れた日のリカバリー|完璧を目指さない3つの習慣

CPAPを始めても、帰宅が遅い日や飲み会の日をゼロにはできません。大事なのは「崩さないこと」より「崩れた日のダメージを小さくすること」だと考えています。筆者が続けているのは次の3つです。

① 睡眠が乱れた翌日は、朝食のタンパク質を意識する

睡眠の質が落ちた翌日は食欲が乱れやすい状態です。朝に卵・納豆・ヨーグルトなどでタンパク質を入れると、血糖値の急上昇を抑えて昼以降の食べすぎを防ぎやすくなります。スーパーでの衝動買いが増える日は、だいたい朝のタンパク質が足りていません。

② 帰宅後のスマホは「風呂あがり15分まで」と決める

ブルーライトはメラトニンの分泌を抑えます。ただ「見ない」は続かないので、時間で区切るのがコツです。帰宅が遅い日ほどここを短く切り上げます。

③ 週末に睡眠負債を返しすぎない

週末に10時間以上寝て帳消しにしようとすると、体内時計がズレて月曜がさらにきつくなります。平日より1〜1.5時間多い程度に留めるのが、筆者の場合は一番戻りが早いです。

まとめ|いびきを指摘されたら、一度検査を受けてほしい

最後に伝えたいことを整理します。

  • いびきの自覚・家族のSAS既往・「呼吸が止まっていた」という指摘——どれかひとつでも心当たりがあれば、一度検査を受けるべき——SASは自覚症状が出にくい
  • 検査自体はほぼ寝るだけ、PSGも泊まれば終わる
  • AHI 15以上で SAS 確定、20以上の中等症は放置すると死亡率が上がる
  • CPAP治療は健康保険3割負担で月約4,500円、機器レンタル+管理料込み
  • 使い始めは多少の違和感があるが、設定調整と1〜2週間の慣れでクリアできる
  • 体感の変化が地味でも、喉の不調・呼吸停止・深い眠りなどの客観的な変化は出る
  • 生活改善で粘りすぎない——光・体温・寝室環境の設計は治療の土台として効くが、構造的な無呼吸は環境設計では解決しない

以下のサインが複数当てはまるなら、生活習慣の改善と並行して受診を検討するのが現実的だと感じます。

  • いびきを家族に毎晩指摘される
  • 日中の強い眠気で仕事や運転に支障が出る
  • 起床時に頭痛・口の渇きが続く

「いびきは性格や体質」ではなく、治療できる病気です。睡眠時無呼吸になると眠りが浅くなり体の疲れが取れず、日中のパフォーマンスや長期の健康リスクに直結します。筆者自身、107kgの頃の頭痛と眠気を「体質」で片付けて何年も損をしました。心当たりがあるなら、診察だけでも受けてみることを強くおすすめします

筆者と同じく「健康に投資する」発想は、 健康と資産は同じ仕組みで育つ でも書いた通り、長期で見れば最もリターンの大きい選択のひとつです。

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個人の体感に関する注意:本記事の体験談は筆者個人のものであり、商品の効果・効能を保証するものではありません。体質や生活習慣によって感じ方は異なります。サプリメント・健康食品・医薬品の利用に不安がある場合は、医師・薬剤師などの専門家にご相談ください。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、医療的なアドバイスや診断・治療を行うものではありません。本記事の数値は筆者個人の検査結果・計測結果です。睡眠時無呼吸症候群の診断は、終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)等の医療機関による検査でのみ可能です。スマートリングやサプリメントで無呼吸を診断することはできません。いびき・日中の眠気など心当たりがある場合は自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。健康上の問題については、必ず医師や専門家にご相談ください。


参考資料

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— ゴリラ博士 / Gorilla LABO

ゴリラ博士

ゴリラ博士(ペンネーム)

Gorilla LABO 運営者 / 自分の体とお金で試して検証する自己実験ブロガー

会社員(インフラ関係)。脂肪肝の指摘をきっかけに健康と資産形成の重要性に気づき、2025年夏にGorilla LABOを開設。107kg→94kg前後・3年半・2回のリバウンド経験(糖質制限で尿酸値上昇→医師の痛風警告で食事戻し / カロミル2,800kcal設定で5ヶ月+8kg)を経て、現在は朝昼固定化+体重×1.5〜2gのタンパク質+毎日体重測定で運用中。3年前から個人で新NISA・iDeCo月5万円積立。自分の体とお金を実験台に、健康法や投資を実際に試し、その実測データ(体重・体組成・運用実績など)を数字で公開しているのが Gorilla LABO です。

※「ゴリラ博士」はペンネームです。医師・薬剤師・FP・税理士などの有資格者ではありません。記事は本人の実体験・実測データと公的情報をもとに、AIで下書きを作成し本人が事実確認・編集して公開しています(監修なし・個人体験ベース)。健康・投資の最終判断は必ず専門家にご相談ください。

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