筆者が高配当株投資を始めたころ、いちばん知りたかったのは「どんな株を、どのタイミングで買えばいいのか」でした。そして、実際にやっている人が「どんなところを見て、そう判断したのか」でした。
このページでは、筆者が保有している日本の高配当株を、保有銘柄名・保有額を実数で公開しています。毎月末の終値で数字を更新し、前月からの変化と売買は「記録」として残していきます。自身の記録をまとめながら、それが同じ入り口に立っている誰かの役に立てば、というページです。特定の銘柄をすすめるものではなく、ひとりの個人投資家の定点観測として読んでいただければと思います。
このページの数字について(毎月同じ条件で出します)
数字の条件がぶれると、定点観測は意味がなくなります。このページの数字はすべて次の条件でそろえています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基準日 | 2026年9月30日(水)の終値 |
| 最終更新日 | 2026年10月1日 |
| 数字の出どころ | 証券会社(SBI証券)の保有一覧(基準日の大引け後に取得)の株数・終値と、筆者の銘柄データベースの1株配当。管理シートのもとになっている保有データとも1銘柄ずつ突き合わせています |
| 株価 | 基準日の終値(証券会社の保有一覧の値。Yahoo Financeの終値とも照合) |
| 配当 | 各社が発表している「会社予想」の1株あたり年間配当(決算短信・適時開示をもとに筆者のデータベースへ登録した値。基準日時点の会社予想と照合済み)。ETFの1343だけは会社予想が無いため、直近4回の分配金の合計を使っています |
| 計算方法 | 評価額=終値×株数/年間予想配当=1株配当×株数/取得ベース利回り=年間予想配当÷購入額の合計 |
| 税金 | このページの銘柄は、すべてNISA口座(成長投資枠)で保有しています。配当は非課税のため、税引前と税引後を分けていません |
| 対象範囲 | 日本株のみ(個別株34+国内のREIT ETF 1)。米国ETF・投資信託・総資産は扱いません |
| 使用口座 | SBI証券。単元未満株(S株)で1株から買っています |
今の保有:35銘柄・評価額1,174,147円・年間予想配当43,684円
2026年9月30日時点の全体像です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 保有銘柄数 | 35(個別株34+国内ETF 1) |
| 評価額の合計 | 1,174,147円 |
| 購入額の合計 | 941,463円 |
| 年間予想配当 | 43,684円 |
| 取得ベース利回り | 4.64% |
※ 購入額は、筆者の管理台帳の取得単価×株数の合計です。NISAに移し替えた銘柄は、元の口座で買ったときの取得単価を使っています(取得単価の1円未満の丸めのため、実際に支払った金額とは数円の差があります)。
筆者が自分で使っている管理シート(Googleスプレッドシート)の画面です。このページの数字は、このシートと証券会社の保有一覧を突き合わせて出しています。

利回りは、いまの株価に対する数字ではなく、実際に投資した金額に対して年間いくらの配当が入る予定か(取得ベース)で見ています。筆者は高配当株とは何かをまとめた記事で、買い付け時の予想利回り3.75%以上をひとつの目安にしていると書きました。その目安で積み上げてきた結果が、この4.64%です。
今月の変化:前月比・記録・訂正
前月比
| 項目 | 前月末(2026年8月31日・訂正後) | 今月末(2026年9月30日) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 保有銘柄数 | 35 | 35 | ±0 |
| 評価額の合計 | 1,159,915円 | 1,174,147円 | +14,232円 |
| 購入額の合計 | 941,463円 | 941,463円 | ±0円 |
| 年間予想配当 | 43,675円 | 43,684円 | +9円 |
| 取得ベース利回り | 4.64% | 4.64% | ±0.00pt |
※ 前月末は、下の「8月分の数字の訂正」を反映した値です。 ※ 年間予想配当の+9円は、1343(ETF)の分配金を直近4回(2025年11月〜2026年8月)に入れ替えたことによるものです(1,106円→1,115円)。8月末の数字は、その1回前までの4回(2025年8月〜2026年5月)で計算していました。
評価額の大きい上位10銘柄と、前月からの動きです。

| 銘柄(コード) | 8月末の評価額 | 9月末の評価額 | 増減 |
|---|---|---|---|
| アバールデータ(6918) | 107,250 | 131,550 | +24,300 |
| ツムラ(4540) | 75,640 | 75,720 | +80 |
| INPEX(1605) | 71,226 | 66,006 | −5,220 |
| 船井総研ホールディングス(9757) | 59,450 | 58,550 | −900 |
| キムラユニティー(9368) | 57,240 | 56,520 | −720 |
| 東京海上ホールディングス(8766) | 53,949 | 56,438 | +2,489 |
| 藤倉コンポジット(5121) | 49,104 | 53,550 | +4,446 |
| アイカ工業(4206) | 49,812 | 50,688 | +876 |
| 住友精化(4008) | 45,660 | 45,000 | −660 |
| ハードオフコーポレーション(2674) | 45,985 | 43,554 | −2,431 |
※ 単位は円。
上位10銘柄のうち、8月末からの増減がいちばん大きかったのはアバールデータ(6918)で、107,250円から131,550円へ+24,300円でした。次いでINPEX(1605)が−5,220円、藤倉コンポジット(5121)が+4,446円です。この3銘柄は株数が変わっていないので、増減は株価の動きによるものです。東京海上ホールディングス(8766)は株式分割で株数の表示が変わりましたが、保有している量は8月末と同じです(下の「今月の記録」を参照)。
なお、9月末が配当の権利確定日になっている銘柄は、9月29日から権利落ち後の株価で取引されています。9月30日の終値は、それらの銘柄では権利落ち後の値です。
今月の記録
今月は売買をしていません(証券会社の9月の約定履歴で、国内株の売買が0件であることを確認しています)。
株式分割が1件ありました。
| 銘柄(コード) | 内容 | 基準日 | 効力発生日 |
|---|---|---|---|
| 東京海上ホールディングス(8766) | 1株を15株に分割 | 2026年9月30日 | 2026年10月1日 |
9月30日時点の証券会社の保有一覧では、分割前の7株が105株と表示されています。株数の表示が変わっただけで、買い増しはしていません。9月30日の終値537.5円も分割後の株価です。年間予想配当は、会社予想(分割前の1株245円。中間は分割前の1株122.5円、期末は分割後の1株8.17円)から、分割前の7株×245円=1,715円で計算しています。会社はこの修正について、株式分割による株数の増加を考慮すると、5月20日に公表した予想と実質的に同じ額になると説明しています。
会社予想の配当が9月中に変わった保有銘柄はありませんでした。
8月分の数字の訂正(2026年9月30日追記)
まず、正直に記録しておきます。8月末の数字として公開した「34銘柄・評価額1,105,966円・年間予想配当41,960円」には、東京海上ホールディングス(8766)が入っていませんでした。8月26日に7株を買い付け(受渡は8月28日)、8月31日の時点ですでに保有していた銘柄です。9月4日に証券会社の保有一覧と管理シートを1銘柄ずつ突き合わせて気づきました。
8766を含めた8月31日時点の正しい数字は次のとおりです。
| 項目 | 8月に公開した数字 | 訂正後(8766を含む) |
|---|---|---|
| 保有銘柄数 | 34 | 35 |
| 評価額の合計 | 1,105,966円 | 1,159,915円 |
| 購入額の合計 | 934,394円 | 941,463円 |
| 年間予想配当 | 41,960円 | 43,675円 |
| 取得ベース利回り | 4.49% | 4.64% |
| 構成比がいちばん大きい業種 | 電気機器 9.7% | 保険業 10.5% |
※ 8766の評価額は8月31日の終値7,707円×7株=53,949円、年間予想配当は会社予想の1株245円×7株=1,715円で計算しています。 ※ 訂正後の購入額は、NISAに移し替えた8銘柄を元の口座で買ったときの取得単価にそろえた値です。
8月には「10%を超えている業種はありません」と書きましたが、8766を含めると、保険業(MS&ADインシュアランスグループHD・第一ライフグループ・東京海上ホールディングスの3銘柄)が10.5%で、筆者が自分用に設定している目安を超えていました。
この件を受けて、公開前に証券会社の保有一覧と1銘柄ずつ突き合わせる工程を加えました。今月もこの突き合わせを行い、上の株式分割による株数の表示の違いを確認しています。
全銘柄の内訳(証券コード順)

順番は毎月入れ替わらないよう、証券コード順で固定しています。
| 銘柄(コード) | 業種 | 株数 | 評価額 | 年間予想配当 |
|---|---|---|---|---|
| NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343) | ETF(REIT) | 12 | 22,272 | 1,115 |
| INPEX(1605) | 鉱業 | 18 | 66,006 | 2,016 |
| 積水ハウス(1928) | 建設業 | 3 | 10,083 | 435 |
| エクシオグループ(1951) | 建設業 | 10 | 25,535 | 800 |
| 日東富士製粉(2003) | 食料品 | 8 | 15,024 | 560 |
| 学情(2301) | サービス業 | 10 | 17,550 | 750 |
| ハードオフコーポレーション(2674) | 小売業 | 17 | 43,554 | 1,564 |
| 日本たばこ産業(JT)(2914) | 食料品 | 3 | 20,958 | 816 |
| 自重堂(3597) | 繊維製品 | 3 | 26,880 | 1,500 |
| 住友精化(4008) | 化学 | 30 | 45,000 | 2,100 |
| アイカ工業(4206) | 化学 | 12 | 50,688 | 1,728 |
| ツムラ(4540) | 医薬品 | 20 | 75,720 | 3,160 |
| クレスコ(4674) | 情報・通信業 | 1 | 1,923 | 80 |
| 昭和システムエンジニアリング(4752) | 情報・通信業 | 10 | 16,140 | 610 |
| ニチレキグループ(5011) | 石油・石炭製品 | 5 | 11,395 | 425 |
| 藤倉コンポジット(5121) | ゴム製品 | 18 | 53,550 | 1,548 |
| ヤマウホールディングス(5284) | ガラス・土石製品 | 12 | 26,916 | 1,344 |
| アバールデータ(6918) | 電気機器 | 30 | 131,550 | 3,180 |
| コーナン商事(7516) | 小売業 | 5 | 22,000 | 700 |
| 愛知時計電機(7723) | 精密機器 | 11 | 31,526 | 1,320 |
| ニホンフラッシュ(7820) | その他製品 | 50 | 34,900 | 1,800 |
| オカムラ(7994) | その他製品 | 10 | 22,570 | 1,050 |
| 三菱商事(8058) | 卸売業 | 5 | 23,845 | 625 |
| サンゲツ(8130) | 卸売業 | 6 | 18,900 | 930 |
| ジャックス(8584) | その他金融業 | 4 | 14,260 | 800 |
| MS&ADインシュアランスグループHD(8725) | 保険業 | 6 | 29,412 | 1,020 |
| 第一ライフグループ(8750) | 保険業 | 20 | 37,530 | 1,440 |
| 東京海上ホールディングス(8766) | 保険業 | 105 | 56,438 | 1,715 |
| サカイ引越センター(9039) | 陸運業 | 4 | 11,764 | 468 |
| キムラユニティー(9368) | 倉庫・運輸関連業 | 60 | 56,520 | 2,280 |
| エーアイテイー(9381) | 倉庫・運輸関連業 | 10 | 23,180 | 1,100 |
| NTT(9432) | 情報・通信業 | 200 | 34,320 | 1,080 |
| 電源開発(Jパワー)(9513) | 電気・ガス業 | 5 | 20,300 | 525 |
| 船井総研ホールディングス(9757) | サービス業 | 50 | 58,550 | 2,400 |
| 蔵王産業(9986) | 卸売業 | 7 | 17,388 | 700 |
| 合計(35銘柄) | 1,174,147 | 43,684 |
※ 評価額・年間予想配当の単位は円。評価額=基準日の終値×株数、年間予想配当=会社予想の1株配当×株数です。 ※ 東京海上ホールディングス(8766)の株数は、株式分割後の表示(分割前は7株)です。評価額は537.5円×105株=56,437.5円のため、円未満を四捨五入しています(合計は証券会社の表示と同じ1,174,146.5円を四捨五入した値)。
数字だけを並べると誤解が生まれる箇所に、注記を添えます。
- MS&ADインシュアランスグループHD(8725)の予想配当には、1株あたり30円の特別配当が含まれます(普通配当は140円)。
- クレスコ(4674)の予想配当80円には、中間配当で出る「上場30年 記念配当」10円が含まれます(普通配当は年70円。前期の実績は64円)。
- 1343はJ-REITのETFで、東証33業種の分類対象外です。会社予想が無いため、年間予想配当の欄は直近4回(2025年11月〜2026年8月)の分配金の合計(1口92.9円)×12口で計算しています。
業種分散と、筆者が設定している管理ルール

現在は東証33業種のうち21業種に分かれています(ほかにREIT ETFが1銘柄)。構成比の上位は次のとおりです。
| 業種 | 銘柄数 | 評価額 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 電気機器 | 1 | 131,550 | 11.2% |
| 保険業 | 3 | 123,380 | 10.5% |
| 化学 | 2 | 95,688 | 8.1% |
| 倉庫・運輸関連業 | 2 | 79,700 | 6.8% |
| サービス業 | 2 | 76,100 | 6.5% |
| 医薬品 | 1 | 75,720 | 6.4% |
※ 構成比の分母は、REIT ETFを含めた評価額の合計です。
筆者は、偏りを確かめるための上限を自分用に2つ設定しています。
- 1業種の評価額は、全体の10%まで
- 1銘柄の年間予想配当は、配当全体の基本2%・多くても3%まで
どちらも「今すぐ守るもの」ではなく、長期の目安として置いています。当面の目標は年間配当120万円で、その先の年間240万円くらいの規模になったときに、結果として収まっていればいいという考え方です。いまは銘柄を増やしている段階なので、配当上位の銘柄は3%を超えたままになっています(9月末の1位は7.28%)。この点は毎月は触れず、大きな動きがあった月だけ書きます。
今月は業種の比率に動きがありました。9月末は電気機器が11.2%、保険業が10.5%で、2つの業種が10%の目安を超えています。電気機器はアバールデータ1銘柄で、8月末の9.2%から上がりました。保険業は8月末(訂正後)の10.5%から変わっていません。
金融庁は資産形成の基本として、「1つの資産だけに投資するより、値動きが異なる複数の資産(国内/海外、株式/債券/不動産など)に分散して投資を行うことで、価格の変動をある程度抑えられ、安定的な運用を目指すことができます」と説明しています。業種の上限は、この考え方を日本株の中で小さく再現するために置いているものです。
これまでに受け取った配当金(四半期ごとに更新)
ここまでは「予想」の数字でした。実際に口座へ入金された国内株の配当金(受渡日ベース)は次のとおりです。証券会社のデータを受け取るたびに、四半期ごとに更新します。
| 年 | 受取額 | 件数 |
|---|---|---|
| 2023年 | 619円 | 6件 |
| 2024年 | 4,700円 | 20件 |
| 2025年 | 17,200円 | 51件 |
| 2026年(8月10日まで) | 19,126円 | 32件 |
※ 受取額は口座に入金された金額です。最終更新:2026年8月10日受渡分まで。次回の更新は11月の予定です。2026年は年の途中の数字です。

最初の年は619円でした。2025年には17,200円になり、2026年は8月10日の時点で前年の通年を超えています。入金の件数も、6件から51件へ増えました。
月末ごとの推移
毎月末の値を1行ずつ足していきます。
| 基準日 | 銘柄数 | 評価額 | 購入額 | 年間予想配当 | 取得ベース利回り |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年8月31日(訂正後) | 35 | 1,159,915円 | 941,463円 | 43,675円 | 4.64% |
| 2026年9月30日 | 35 | 1,174,147円 | 941,463円 | 43,684円 | 4.64% |
選ぶ・探す・管理する
このページは「いま何を持っているか」の記録です。その手前の作業は、それぞれ別の記事にまとめています。
- 選ぶ:高配当株の選び方|利回りだけで選ぶと減配の罠にはまる。利回りの高さだけで選ばず、財務や配当の中身を見るようになった経緯と、筆者が確認している項目です。
- 探す:高配当株のスクリーニングは自作DBでやる。自作の銘柄データベースで条件を変えながら、買い増しの候補を絞っている観察ログです。
- 管理する:高配当株の管理シートをAIと自作した話。このページの数字の突き合わせに使っている管理シートの作り方です。
筆者の投資方針と、データを読むときの注意
主な目的は、配当というキャッシュフローを増やすことです。配当を受け取りながら長く持つことが前提なので、頻繁な売買はしない方針です。変化の少ない月も、数字が伸びなかった月も、そのまま記録します。
データを読むときは、次の点に注意してください。
- 年間予想配当は会社予想(1343は直近の分配金実績)で、減配・無配になることがあります
- 評価額は基準日の終値で計算しているので、その後の株価で変わります
- 銘柄ごとの取得単価と損益は、この表には載せていません(表の項目は、銘柄・業種・株数・評価額・年間予想配当に固定しています)
- 数字は筆者が手元のデータからまとめたもので、誤りに気づいたら訂正の記録を残して直します
このページを書いている筆者について:日本の高配当株を個人で運用しています。このページでは保有銘柄名・保有額を実数で公開しています。投資助言・代理業の登録は受けておらず、投資助言は行いません。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。実際の投資判断はご自身の責任のもと、必要に応じて専門家にご相談の上で行ってください。
