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「プロテインを飲み始めたら、毎日お腹がゴロゴロして下痢気味になった」「乳糖不耐症だとプロテインを飲んでも意味ないって本当?」——もしこの記事にたどり着いたなら、その不安は 半分本当・半分嘘 です。結論を先に書くと、WPC(安価なホエイ)はNGですが、WPI(ホエイアイソレート)とソイ(大豆)なら乳糖不耐症の人でも吸収できます。
筆者(ゴリラ博士)は、幼少期から牛乳を毎日飲み続け、25年以上「常に下痢気味」だった重度の乳糖不耐症体質です。
ただ、当時はそれが問題だと思っていませんでした。昔からずっと下痢気味だったので、それが自分の平常運転だったからです。ザバス、マイプロテイン、RAYZ等の安価なWPCプロテインを飲んでいました。RAYZは味が濃すぎて好みではなかったのですが、とにかく安かったので2年ほど常用していました。腹の調子は悪いままでしたが、「もともとこういう体質だ」で片付けていたのです。
乳糖不耐症を疑い始めてソイに切り替えたところ、約2週間でお腹のゴロゴロが消え、1ヶ月で便の調子が完全に正常化しました。25年間の「平常運転」が、実は異常だったと気づいた瞬間でした。
この記事では、Jミルクの公的データ・実体験ベースで「乳糖不耐症でも飲めるプロテイン銘柄7つ」「絶対NGの銘柄7つ」を早見表で公開します。そのうえで、3年間続けた2銘柄併用——BODYWING ソイプロテイン × MAD PROTEIN グラスフェッド WPI の運用を、配合量・コスト・選定理由まで実名で全部書きます。意味がないのは選び方を間違えているからだけです。
そして2026年7月、その3年続けた併用を 1銘柄に集約しました。人工甘味料を避けるために「味のないプレーン」を我慢して飲み、そこに味付きのWPIを混ぜる——という工夫が、製品側の進化で不要になったからです。結果として月のコストは ¥6,720 → ¥4,926(−¥1,794) に下がりました。この乗り換えの理由と、実際に3週間飲んで見つけた 良い点も引っかかる点も、後半に全部書いています。
「乳糖不耐症だとプロテインは意味ない」と言われる3つの理由
「乳糖不耐症 プロテイン 意味ない」は実際によく検索されているフレーズです。その背景にある誤解を整理すると、3つに集約できます。
理由1:WPC=ホエイプロテインだと思い込んでいる
市販プロテインの多くは WPC(濃縮ホエイ) で、製造工程で乳糖が3〜8%残ります。乳糖不耐症の人がWPCを飲むと、腸内で分解できない乳糖が水分を引き寄せて下痢を起こします。これを「ホエイ全部ダメ」と一般化すると「プロテイン意味ない」になります。
しかし WPI(アイソレート)は乳糖が1%未満まで除去されており、乳糖不耐症でも飲めるとされています。「ホエイ=ダメ」と一般化していた頃の筆者にとっては、WPCで腹を壊し、WPIに切り替えてから症状が落ち着いた——この区別を知れたことが大きかったです(体質には個人差があります)。
理由2:腹を壊して継続できない=タンパク質が吸収できないと誤解
WPCで下痢すると、確かにタンパク質が腸を素通りして吸収率が下がります。ただこれは「乳糖が原因の腸刺激」であって、プロテイン自体が体質に合わないわけではありません。原因を「プロテイン」ではなく「乳糖」と特定できれば、解決策(WPI/ソイ)が見えます。
理由3:「日本人だから乳製品ダメ」の極論
一般社団法人Jミルクのファクトブック2020によると、日本人成人の約7割がラクターゼ(乳糖分解酵素)の活性が低い体質とされています。ただし「活性が低い=必ず症状が出る」ではなく、症状の強さには個人差があります。WPC由来のプロテインで症状が出る人でも、WPI/ソイ/カゼイン(条件付き)/ピー/エッグ等の選択肢が複数あります。
あなたはどのタイプ?|プロテイン選びの判断ガイド
本文を読む前に、自分の状況を確認してください。分岐によって読むべき場所が変わります。
- Q1: プロテイン(または牛乳)を飲むと、お腹がゴロゴロする・下痢気味になりますか?
- Q2: 不調が出るのは「特定の銘柄だけ」ですか、「何を飲んでも」ですか?
- Q3: 原因をはっきりさせたいタイプですか、まず試して合うものを探したいタイプですか?
分岐A: 特定の銘柄(安価なホエイ)で不調が出る
典型的な「WPCで乳糖に当たっている」パターンです。WPI かソイに切り替えるだけで解決する可能性大。このまま「銘柄別早見表」へ。
分岐B: 原因を白黒つけてから動きたい
はっきり白黒つけたいなら、医療機関での検査が確実です。消化器内科で相談してください。
家庭用の遺伝子検査キットという手もあります。筆者はChatGENEを使い、「やはり乳糖不耐症の体質だったのか」と確信を持てました。ただしこれは体質の傾向を示すもので、診断ではありません。詳しくは FAQ の Q7 へ。
そして、検査をしなくても実務上の判断はできます。乳糖の摂取を控えてお腹の調子が良くなるなら、乳糖が影響していると考えていいというのが筆者の考えです。
分岐C: 何を飲んでも不調・体重減少や血便など別の症状もある
乳糖不耐症以外の消化器の問題が隠れている可能性があります。プロテイン選びの前に、一度消化器内科で相談してください。
【銘柄別早見】ザバス・エクスプロージョン・ULTORAは飲めるか?
主要14銘柄を「乳糖不耐症で飲めるか」で分類した早見表です。
✅ 飲める銘柄7つ(WPI / ソイ / その他低乳糖)
| # | 銘柄 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 0 | OgarMade ソイプロテイン(味付き) | ソイ | 筆者が現在使用。人工甘味料不使用。ただし脱脂粉乳を微量含む(後述) |
| 1 | MAD PROTEIN グラスフェッドWPI | WPI | 筆者が3年使用。コスパ◎ |
| 2 | BODYWING ソイプロテイン 無添加 | ソイ | 筆者が3年使用。原材料は大豆たんぱくのみで乳成分ゼロ |
| 3 | マイプロテイン Impact ホエイアイソレート | WPI | WPCではなくWPIを選ぶこと |
| 4 | ULTORA ホエイダイエットプロテイン | WPI主体 | WPI比率高い人気銘柄 |
| 5 | VALX WPI パーフェクト | WPI | 山本義徳監修・乳糖ほぼゼロ |
| 6 | エクスプロージョン アイソレート(WPI) | WPI | コスパ重視ならここ |
| 7 | ピープロテイン(各種) | エンドウ豆 | 乳糖ゼロ・大豆も避けたい人向け。筆者は一度試したが、えぐみが合わず継続断念 |
❌ NGな銘柄7つ(WPC=乳糖残存)
| # | 銘柄 | 種類 | 筆者の体験 |
|---|---|---|---|
| 1 | ザバス ホエイプロテイン100 | WPC | 飲むと腹ゴロゴロ |
| 2 | マイプロテイン Impact ホエイ(無印) | WPC | アイソレートではなく無印は NG |
| 3 | RAYZ プロテイン | WPC | 2年ほど常用。味が濃すぎて好みではなかったが、安さで飲み続けた |
| 4 | DNS プロテインホエイ100 | WPC | 王道だが乳糖不耐は厳しい |
| 5 | ザバス アクアホエイ | WPC | 飲みやすいが乳糖残存 |
| 6 | 明治 SAVAS ミルクプロテイン | ミルク主体 | 牛乳ベースは基本NG |
| 7 | 市販プロテインドリンク(コンビニ含む) | ホエイ主体 | 多くがWPCベース |
選び方のコツ:商品名に「アイソレート」「WPI」「ISO」「ソイ」が入っているものを選ぶ。「ホエイプロテイン」「WPC」とだけ書いてあるものは避ける。
乳糖不耐症が「飲める」種類と「飲めない」種類
7種類のプロテインを乳糖含有量で整理します。
| 種類 | 乳糖残存率 | 乳糖不耐症の可否 | 特徴 | 筆者の使用経験 |
|---|---|---|---|---|
| WPC(濃縮ホエイ) | 3〜8% | ❌ NG | 安価だが乳糖残存 | あり(腹を壊した) |
| WPI(アイソレート) | 1%未満 | ⭕ OK | 乳糖除去・吸収速い | 3年使用 |
| WPH(加水分解) | 1%未満 | ⭕ OK | WPI以上に吸収速い・高価 | なし |
| ソイ | 0% | ⭕ OK | 植物性・吸収ゆっくり | 3年以上使用・現在の主力 |
| カゼイン | 微量〜数% | △ 銘柄次第 | 乳由来・銘柄差大 | なし |
| ピー(エンドウ豆) | 0% | ⭕ OK | 植物性・大豆も避けたい人向け | 一度試したが味が合わず |
| エッグ | 0% | ⭕ OK | 卵由来・高価 | なし |
結論:乳糖不耐症なら WPI / ソイ / WPH / ピー / エッグ から選べばOK。WPC / ミルク主体 / 牛乳ベースのドリンク を避ければ症状は出ません。
ただし正直に書いておくと、筆者が自分の体で確かめたのはWPI・ソイ・ピー・WPCの4種類だけです。WPH・カゼイン・エッグは飲んだことがありません。表の乳糖残存率は製法上の一般的な数値であって、筆者の実体験ではない点にご注意ください。
なおエッグプロテインは長らく選択肢が少ないカテゴリでしたが、2026年に入って国内でも複数の製品が出てきています(なかやまきんに君プロデュースの「ザ・プロテイン EGG」など)。乳も大豆も避けたい方は探してみる価値があります。筆者は未使用なので、味や飲みやすさについては何も言えません。
なお、WPIとは「ホエイ・プロテイン・アイソレート(Whey Protein Isolate)」の略で、Isolate=「分離」の名のとおり、乳糖や脂質を製造過程で分離・除去した高純度タイプを指します。「アイソレートとは何か」と迷ったら、まず「乳糖をほぼ取り除いたホエイ」と覚えておけば十分です。
種類ごとの向き・不向きを、吸収速度と飲むシーンの軸でも整理しておきます。
| 種類 | 原料 | 吸収速度 | 乳糖 | 向いているシーン |
|---|---|---|---|---|
| ホエイWPC | 牛乳(乳清) | 速い | あり | トレーニング後 |
| ホエイWPI | 牛乳(乳清) | 速い | ほぼなし | トレーニング後・乳糖不耐症 |
| カゼイン | 牛乳 | 遅い | あり | 就寝前 |
| ソイ | 大豆 | やや遅い | なし | 朝食・間食・乳糖不耐症 |
- ホエイWPI:製造過程で乳糖をほぼ除去。吸収が速く、トレーニング後に向く
- ソイプロテイン:大豆由来のため乳糖ゼロ。吸収がやや緩やかで腹持ちが良く、朝食や間食に向く
筆者はこの2種類を目的によって使い分けるようにしてから、お腹のトラブルが完全になくなりました。「プロテインを飲むとお腹を壊す」という方は、まずWPIかソイに変えてみることをおすすめします。
WPCで腹ゴロゴロ離脱、ソイ+WPI併用に辿り着いた経緯
筆者は身長175.6cm・体重91kg台・かつてのピークは107kg。3年半で-15kg減量する過程で、たんぱく質補給の主役はずっとプロテインでした。とはいえ、最初からソイ+WPI併用に辿り着いたわけではありません。
最初に飲んだのはドラッグストアで買える WPC(ホエイプロテインコンセントレート) タイプのチョコ味でした。結果は 「飲むたびにお腹がゴロゴロ」。当時は「自分の体質に合わない」と思っていましたが、原因は 乳糖不耐症 でした。WPCには乳糖が残っているため、筆者の腸では消化しきれていなかったのです。
その後試したのが以下の2銘柄でした。
- REYS:人気のチョコ味。風味は良かったが 人工甘味料の後味 が筆者には強すぎて毎日続かなかった
- ウィンゾーン:成分は悪くなかったが WPC由来でお腹ゴロゴロ問題が再発
この2回の失敗で学んだのは「毎日飲むものは、味と腹具合の両方が合格でないと続かない」という単純な事実でした。そこから辿り着いたのが、乳糖をほぼ含まないWPI と 大豆由来で乳糖ゼロのソイ を併用する運用でした(2026年7月にソイ1銘柄へ集約。経緯は後述します)。
「人工甘味料なし・甘くない」を選ぶ理由と見分け方
3年間でプロテインを乗り換えた経験から、筆者が 絶対に確認する基準 は以下の2つに集約されています。
① 人工甘味料不使用かどうか
市販のプロテインの多くは、アセスルファムK・スクラロース・アスパルテームなどの人工甘味料が使われています。これらは長期的な健康への影響についてまだ研究が進んでいる段階であり、毎日飲むものだからこそ、できるだけ避けたいと筆者は考えています。冒頭のほうに記載されているもの(=主成分扱い)は避けます。3年間BODYWINGの無添加プレーンを基軸に置いていた理由はここです。
きっかけは、人気の高いプロテイン(REYS など)を試したときに、人工甘味料特有の甘さ・後味がどうしても苦手で続けられなかったことでした。毎日飲むものだからこそ、「味で挫折しないこと」が何より重要だと痛感しています。そこで筆者は、甘味料に頼らない、無添加のプレーンタイプに切り替えました。
「甘くない・人工甘味料なし」プロテインの見分け方
- 原材料表示が「大豆たんぱく」「乳清たんぱく(WPI)」などシンプルなものを選ぶ
- パッケージの「無添加」「人工甘味料不使用」「プレーン」表記を確認する
- アセスルファムK・スクラロース・アスパルテームの記載があれば、それは人工甘味料入り
甘いプロテインに慣れていると、最初はプレーンの素朴さに物足りなさを感じるかもしれません。ただ、無調整豆乳やコーヒーに混ぜたり、少量のはちみつ・バナナを足すと、人工甘味料なしでも十分おいしく続けられます。筆者はバナナと一緒にソイを飲むのが定番です。
※「甘くない方が好き」「人工甘味料は気にならない」は人それぞれです。筆者は“味が苦手”という理由で無添加を選んでいるだけで、人工甘味料入りが悪いと言いたいわけではありません。人工甘味料の味が気にならない人は、別の銘柄の方が安く済みます(早見表のエクスプロージョン WPI などはコスパ重視の定番です)。
② 添加物の少なさと「1食あたりのコスト」で比べる
乳化剤・増粘剤・着色料・香料など、プロテインには様々な添加物が含まれることがあります。原材料欄がシンプルな製品ほど、余分なものが入っていないと判断できます。
そのうえで、パッケージ単価ではなく 「1食¥◯◯」で比較 します。3kgまとめ買いで一見高くても、1食換算で安いケースが多い。逆に「セールで安い」と買った1kg袋が、1食換算では割高だったということもあります。
無添加・無甘味料系のプロテインは 加糖系より1食コストが¥20〜¥40高い ことが多いですが、毎日飲むものなので 長期の腸内環境コスト を考えると合理的、と筆者は判断しています。腸活と乳糖不耐症の関係は 腸活は「足し算」より「引き算」から に詳しく書きました。
【2026年7月更新】3年続けた2銘柄併用を、1銘柄にまとめた理由
ここまで読んで「結局2つ買わないといけないのか」と思われたかもしれません。その答えが変わりました。
2026年7月上旬、筆者は3年続けた併用をやめ、ソイ1銘柄だけの運用に切り替えました。
なぜ2つ混ぜていたのか(前提の整理)
先に、併用していた本当の理由をはっきりさせておきます。アミノ酸プロファイルの補完もありましたが、日々の運用で効いていたのは味でした。
- 人工甘味料の後味がどうしても苦手 → だから無添加のプレーンを選ぶ
- でもプレーンは素朴すぎて、毎日2食は続けにくい
- そこで、人工甘味料不使用で味が付いているWPIを少量混ぜて飲みやすくする
つまりWPIは、味の担当でもあったわけです。「人工甘味料を避ける」と「毎日飲める味にする」を両立させるための、苦肉の策でした。
状況が2つ変わった
① WPIの価格が上がった
まとめ買いの単価が上がり、少量とはいえ毎日使う以上、無視できないコスト差になってきました。
② ソイにも「人工甘味料不使用の味付き」が出てきた
これが決定的でした。以前は「無添加=プレーンしかない」が当たり前で、味を求めると人工甘味料が付いてきました。ところが、人工甘味料を使わずに味を付けたソイが、プレーンと同じ価格帯で選べるようになっていたのです。
そうなると、混ぜる理由がなくなります。1袋で「無添加」と「飲める味」が両立するからです。
乗り換え先:OgarMade ソイプロテイン リッチチョコレート
選んだのは OgarMade(MAD PROTEIN)ソイプロテイン リッチチョコレート 3kg です。皮肉なことに、卒業したWPIと同じメーカーでした。
甘味料はステビア100%のみ。スクラロース・アスパルテーム・アセスルファムKは不使用です。人工甘味料の後味が苦手な筆者には、これで十分においしく感じます。
3週間飲んでみた正直な感想
良かった点
- 溶けやすくなった。BODYWINGのプレーンより、体感で明らかにダマになりにくいです
- 手間が減った。2袋を計量して混ぜる作業がなくなり、1杯すくうだけになりました
- 味は概ね満足。他のフレーバーも試してみるつもりです
引っかかっている点
- 粉が細かく、舞い上がりやすい。袋を開けた瞬間や、勢いよくすくうと粉が舞います。これは地味にストレスです
- 自分にはまだ少し甘い。プレーンを混ぜて薄めようか検討中です。3年間ソイのプレーン3に対してWPI1という比率で飲んでいたので、薄味に慣れた舌の問題かもしれません
注意点:原材料に「脱脂粉乳」が入っています
ここは、この記事のテーマ上どうしても書いておかなければいけません。
原材料表示を読むと、こうあります。
大豆たんぱく、ココアパウダー、マルトデキストリン、粉末油脂、インスタントコーヒー、食塩、脱脂粉乳/香料、甘味料(ステビア)、ビタミン各種(一部に大豆・乳成分を含む)
脱脂粉乳は乳糖を含みます。「ソイプロテインだから乳糖ゼロ」と思い込んで買うと、前提が違います。
ただし量の話をすると、原材料は重量の多い順に書かれるため、食塩より後ろにある=ごく少量です。実際、炭水化物は20gあたり1.7gしかありません。筆者は3週間飲んで腹の不調は一切出ていません。
とはいえ乳糖への感受性は人によって大きく違います。乳糖に非常に敏感な方は、まず少量から試してください。完全に乳成分を避けたいなら、同シリーズのノーフレーバー(プレーン)という選択肢もあります。
この一件は、本記事でずっと言ってきたこと——「種類ではなく、原材料表示を自分で確認する」——の、そのままの実例になりました。ソイだから安全、という単純な話ではないのです。
もうひとつ気づいたこと:食塩相当量
栄養成分表示を見て、飲み始めてから気づいたことがあります。食塩相当量が20gあたり0.62g。筆者の1食40gなら1.24g、1日2食で約2.5gです。
厚生労働省の目標量は成人男性で1日7.5g未満なので、プロテインだけで1日の目標の3分の1を占める計算になります。味を付ける以上、塩が入るのは製法として自然なことですが、毎日2食飲む人にとっては小さくない数字です。
無添加プレーンから味付きに乗り換えるということは、こういう成分も一緒に受け取るということでした。筆者は今後、体調と数値に気をつけながら続けます。
BODYWINGをやめたわけではありません
誤解のないように書いておくと、BODYWINGに不満があって離れたのではありません。
たしかにダマになりやすく、水を多めに必要としました。でもそれは「原材料が大豆たんぱくだけ」という潔さの裏返しでもあります。3年間、腹を壊さず続けられたのはこの製品のおかげです。
今後価格が下がれば、また買うつもりでいます。乗り換えは製品の優劣ではなく、そのときの価格と選択肢で決まる——それだけの話です。
以下は、2023年から2026年6月まで3年間続けた併用運用の記録です。「なぜ2つ混ぜるのか」を知りたい方、あるいはプレーン+味付きの組み合わせを検討している方には、そのまま参考になるはずです。
【2023〜2026年6月】ソイ30g+WPI10g=1食40g の設計理由
3年間の1食あたりの配合は以下のとおりでした。
| 項目 | 量 | コスト |
|---|---|---|
| BODYWING ソイプロテイン 無添加プレーン | 30g | 約¥72 |
| MAD PROTEIN グラスフェッド WPI リッチチョコ | 10g | 約¥40 |
| 合計 | 40g | 約¥112 |
なぜ「ソイ単独」でも「WPI単独」でもなく、併用 にしていたか。理由は3つありました。
① コスト最適化:ソイは1食¥72、WPIは1食換算で¥120前後(30g単独使用時)。ソイをベースにWPIを少量足す構成にすると、ソイのコスパ × WPIのアミノ酸スコア の両取りができる。WPIだけで40g摂ると1食¥160近くになり、月¥9,600。月コストが¥3,000近く跳ね上がる。
② アミノ酸プロファイルの補完:ソイは植物性で メチオニン がやや不足、WPI(動物性)は BCAA・ロイシン が豊富。両者を混ぜることで、筋合成の素材を片寄らせない設計になる。
③ 風味の中和:BODYWING の無添加プレーンは正直、味は素朴(=単独だと飲み続けにくい)。MAD PROTEINのリッチチョコを混ぜると、プレーンの素朴さがチョコでマスキングされて毎日飲める味 に化ける。これは3年続けた中で最も大きな発見でした。
そもそも、どれだけたんぱく質が必要?
配合を考える前に、まず「自分にどれだけたんぱく質が必要か」を把握しておきましょう。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人のたんぱく質推奨量が以下のように定められています。
| 対象 | 推奨量(g/日) |
|---|---|
| 成人男性(18〜64歳) | 65 |
| 成人女性(18〜64歳) | 50 |
| 65歳以上・男性 | 60 |
| 65歳以上・女性 | 50 |
成人男性で1日65g、女性で50gが目安です。食事だけで補うのが難しい場合、プロテインの出番となります。一般的な食品に含まれるたんぱく質量を以下に示します。
| 食品 | たんぱく質(g) |
|---|---|
| 鶏むね肉(100g) | 約22 |
| 卵(1個・約50g) | 約6 |
| 木綿豆腐(100g) | 約7 |
| ギリシャヨーグルト(100g) | 約10 |
| プロテイン1杯(約30g) | 約20〜25 |
プロテイン1杯で鶏むね肉に匹敵するたんぱく質を手軽に補えることがわかります。
1食・1日・1ヶ月のタンパク質量
現在(2026年7月〜/ソイ1銘柄)
| 製品 | 1食粉量 | タンパク質含有率 | 1食タンパク質 |
|---|---|---|---|
| OgarMade ソイ リッチチョコレート | 40g | 77.5%(表示値20gあたり15.5g) | 31.0g |
旧運用(2023〜2026年6月/2銘柄併用)
| 製品 | 1食粉量 | タンパク質含有率(目安) | 1食タンパク質 |
|---|---|---|---|
| BODYWING ソイ無添加 | 30g | 約87% | 約26g |
| MAD PROTEIN WPI | 10g | 約87% | 約8.7g |
| 1食合計 | 40g粉 | 約35g |
粉の量は40gのままですが、タンパク質は1食あたり約35g → 31.0g へ4gほど減りました。味を付けるためにココアパウダーやマルトデキストリンが入るぶん、粉に占めるタンパク質の割合が下がるためです。無添加プレーンの含有率87%に対し、味付きは77.5%。ここは正直にトレードオフです。
1日2食で 約62g/日、1ヶ月で 約1.86kg のタンパク質補給 になります。
筆者の体重91kg台・目安1.5〜2g/kg/日(137〜183g)に対し、プロテインで 約34〜45% を補える計算です。残りは食事から摂取します。
※ 含有率87%はあくまで目安で、ブランドやロットにより数値は変動します。各製品の栄養成分表示も併せて確認してください。プロテインだけで全量を賄うのではなく、あくまで食事を主、プロテインを補助として組み立てるのが筆者のスタンスです。
現在の愛用品:OgarMade ソイプロテイン リッチチョコレート
2026年7月から使っているのが OgarMade(MAD PROTEIN)ソイプロテイン リッチチョコレート 3kg です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 3kg(1kg×3袋) |
| 価格 | ¥6,156(Amazonタイムセール時/通常¥6,480) |
| 1食コスト | 約¥82(40g換算) |
| 食数 | 75食/3kg(1日2食で約37日分) |
| タンパク質 | 20gあたり15.5g(含有率77.5%) |
| 甘味料 | ステビア100%(人工甘味料不使用) |
| 原材料 | 大豆たんぱく、ココアパウダー、マルトデキストリン、粉末油脂、インスタントコーヒー、食塩、脱脂粉乳/香料、甘味料(ステビア)、ビタミン11種 |
| 注意 | 一部に大豆・乳成分を含む(脱脂粉乳が微量) |
買うときの注意点として、同じ商品でも1kgと3kgで1gあたりの単価が23%違います。1kgは¥2,657(¥2.66/g)、3kgは¥6,156(¥2.05/g)。毎日飲むなら3kg一択です。この記事で繰り返している「パッケージ価格ではなく1食いくらで比べる」の、わかりやすい実例でもあります。
味は6種類(カフェオレ/ストロベリー/バナナ/リッチチョコレート/抹茶/黒蜜きなこ)あり、お試し6種セットもあります。
黒蜜きなこも飲んでみた(2026年8月追記)
2種類目として黒蜜きなこを買ってみました。率直な感想を書きます。
匂いは良いです。 開けた瞬間の香りは黒蜜ときな粉で、期待が持てます。きな粉感もちゃんとあります。
ただ、飲むと大豆そのものの風味が思ったより前に出ます。きな粉の香ばしさより「ソイプロテインを飲んでいる感じ」が勝つ、というのが正直なところです。
結論として、筆者にはリッチチョコレートのほうが癖がなくて飲みやすいです。 黒蜜きなこが不味いわけではないのですが、毎日2回飲むものとして選ぶなら、チョコに戻ります。
なお成分面では、リッチチョコレートがタンパク質含有率77.5%、黒蜜きなこが73.2%。同じ40gでも黒蜜きなこのほうがタンパク質は1.7g少ない計算です(詳しくは後述の比較表)。味が好みでない上にタンパク質も少ないとなると、筆者の中では選ぶ理由が薄くなりました。
ビタミンA・B群・C・D・E・葉酸など11種が添加されている点も、旧運用(大豆たんぱくのみ)との違いです。マルチビタミンを別で飲んでいる人は、重複しないか一度確認したほうがいいかもしれません。
卒業した銘柄①:BODYWING ソイプロテイン 無添加プレーン
2023年から2026年6月まで、ベースとして使っていたのが BODYWING(ボディウイング)ソイプロテイン 無添加プレーン 3kg です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 3kg/袋 |
| 価格 | 約¥7,180/袋(Amazon時価) |
| 1食コスト | 約¥72(30g換算) |
| 食数 | 約100食/袋 |
| 原材料 | 大豆たんぱく(分離大豆たんぱく)のみ |
| 甘味料 | なし(無添加プレーン) |
選んだ理由はシンプルで、原材料が「大豆たんぱく」のみ という潔さです。乳化剤・増粘剤・人工甘味料・香料が一切入っていない。「毎日飲むものほど品質を下げるコストが高い」が筆者の支出哲学なので、添加物が少ないことは譲れない条件でした。
水溶けは正直「ダマになりやすい」部類です。シェイカーで30秒振ると粉が残ることがありますが、もう一度振り直せば溶けます。冷水よりぬるま湯のほうがダマになりにくい と気づいてからは、室温の水で溶かしています。
水の量でいうと、20gに対して300ml以上は必要でした。これを下回るとドロドロになります(後述のOgarMadeとの比較で、この差を数字で並べています)。
味はクセのない大豆フレーバー。豆乳が飲める人なら問題なく続けられる範囲です。クセが強いと感じたら、後述のMAD PROTEINチョコを多めにブレンドして調整していました。
繰り返しになりますが、この製品に不満があって離れたわけではありません。ダマになりやすく水を多めに必要としたのは事実ですが、それは「原材料が大豆たんぱくだけ」という潔さの裏返しです。3年間これで腹を壊さずに続けられました。価格が下がれば、また買います。
【2026年8月追記】プレーン同士で比べ直した|タンパク質単価と塩分
ここまでのBODYWING評価は「原材料が潔い」という感覚的な話でした。ちょうど OgarMade のノンフレーバー(プレーン)を見比べる機会があったので、同じプレーン同士で、数字で並べ直します。
味付き同士だと甘味料や香料の分だけ条件がズレるので、無味のプレーン同士が一番フェアな比較になります。
成分(粉20gあたり)
| OgarMade プレーン | BODYWING プレーン | |
|---|---|---|
| エネルギー | 76.0kcal | 73kcal |
| タンパク質 | 17.9g | 16.8g |
| 脂質 | 0.5g | 0.2g |
| 炭水化物 | 0g | 0.96g |
| 食塩相当量 | 0.59g | 0.28g |
| タンパク質含有率 | 89.5% | 84.1% |
| 原材料 | 大豆たんぱくのみ | 大豆たんぱく+レシチン |
| 原料・加工 | 中国・日本・アメリカ | 米・加産大豆/国内加工・非遺伝子組換え分別生産流通管理 |
コスト(各3kg・2026年8月時点)
| OgarMade プレーン | BODYWING プレーン | |
|---|---|---|
| 3kg価格 | ¥4,731 | ¥6,917 |
| 粉1gあたり | ¥1.58 | ¥2.31 |
| タンパク質1gあたり | ¥1.76 | ¥2.74 |
タンパク質1gあたりで見ると、OgarMadeが約36%安いという結果でした。パッケージ価格の差(¥2,186)以上に開くのは、含有率が5.4ポイント高いぶんが効いているからです。この記事で繰り返している「粉の値段ではなく、タンパク質の値段で比べる」が、ここでもそのまま当てはまります。
見落としていたのは塩分でした
意外だったのが食塩相当量です。OgarMadeはBODYWINGの約2.1倍。タンパク質1gあたりで揃えても約2.0倍あります。
筆者の飲み方(1食40g・1日2回=80g)に当てはめると、こうなります。
| OgarMade プレーン | BODYWING プレーン | |
|---|---|---|
| 1日のタンパク質 | 71.6g | 67.2g |
| 1日の食塩相当量 | 2.36g | 1.12g |
| 月コスト(80g×30日) | ¥3,785 | ¥5,534 |
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の食塩相当量の目標量は、18歳以上の男性で1日7.5g未満・女性で6.5g未満です。OgarMadeのプレーンを1日80g飲むと、それだけで男性の目標量の約31%を使う計算になります。BODYWINGなら約15%です。
差は1日1.24g。目標量7.5gに対して約17%分にあたります。1日単位では小さく見えますが、プロテインは毎日飲むものなので、味噌汁1杯(約1.2〜1.5g)を毎日追加するかどうか、と考えると無視できない量です。
正直に書いておくと、なぜ2倍も違うのかは、パッケージの表示だけでは分かりませんでした。どちらも主原料は大豆たんぱくです。分離大豆たんぱくは製造工程の違いで残るナトリウム量が変わるとされますが、表示から断定はできないので、ここでは「事実として2倍差がある」とだけ書いておきます。
味付きは、タンパク質含有率が落ちる
もう一つ、プレーンと比べて初めて見えたことがあります。味が付くほどタンパク質含有率は下がります。
| OgarMade | タンパク質含有率 | 1食40gあたり |
|---|---|---|
| ノンフレーバー(プレーン) | 89.5% | 35.8g |
| リッチチョコレート | 77.5% | 31.0g |
| 黒蜜きな粉 | 73.2% | 29.3g |
同じ40gを飲んでも、プレーンと黒蜜きな粉では6.5gの差が出ます。味付きは飲みやすさを買っている分、タンパク質と引き換えになっている——当たり前ですが、数字で見ると効きます。筆者は「続けられること」を優先して味付きを選んでいるので、この差は納得して払っています。
溶けやすさは「必要な水の量」で言える差があった
成分表には出ない差もありました。溶けやすさです。 感覚的な話になりがちなので、必要な水の量で書きます。
| 粉の量 | 必要な水 | 粉1gあたり | |
|---|---|---|---|
| BODYWING プレーン | 20g | 300ml以上 | 15ml |
| OgarMade | 40g | 400mlで十分すぎるほど | 10ml以下 |
BODYWINGは20gに対して300ml以上入れないとドロドロになりました。 これを下回ると、飲むというより飲み込む感じになります。
一方のOgarMadeは40gに対して400mlでも入れすぎなくらいです。粉1gあたりで比べると1.5倍以上の差があり、実際はもっと開きます。
これは地味に効きます。少ない水で飲めるということは、お腹が水でふくれないということです。筆者は朝食時と16時の2回飲むので、毎回500mlに近い水を流し込むのは負担でした。OgarMadeに変えてから、この負担がなくなりました。
前述のとおりBODYWINGは「原材料が大豆たんぱくのみ」という潔さが魅力ですが、その潔さは溶けやすさとトレードオフになっている、というのが3年使ってからの実感です。OgarMadeにはマルトデキストリンなどが入っており、それが溶けやすさに効いていると考えられます(メーカーの説明ではないので、あくまで筆者の推測です)。
で、どっちを選ぶか
「健康にいいのはどっち」という聞き方だと答えが出ません。軸を分けたほうが早いです。
-
塩分と、原料の出どころを重視するなら → BODYWING 塩分が約半分。加えて「国内加工・非遺伝子組換えの分別生産流通管理」が明記されています。毎日飲むものの出どころをはっきりさせたい人は、この一点で選ぶ価値があります。
-
コストとタンパク質効率を重視するなら → OgarMade タンパク質1gあたり約36%安く、含有率も高い。原材料も「大豆たんぱくのみ」で、レシチンすら入っていません。「余計なものが入っていない」という一点だけならOgarMadeのほうが上です。
-
毎日の飲みやすさを重視するなら → OgarMade 必要な水の量が粉1gあたり10ml以下で、BODYWING(15ml)より1.5倍以上少なくて済みます。1日2回飲むなら、この差は毎日効いてきます。
筆者はいま味付き(リッチチョコレート)を使っているので、この比較の「外側」にいます。ただもし今プレーンで選び直すなら、塩分を理由にBODYWINGに戻すと思います。3年飲んでいた頃は塩分を1度も見ていませんでした。見ていれば、価格差の受け止め方も変わっていたはずです。
とはいえ、戻すとしたら水の量が増えることは覚悟した上でです。3年間BODYWINGを飲めていたので不可能ではありませんが、OgarMadeの手軽さを知ってしまった以上、そこはトレードオフとして受け入れる話になります。
成分表は、価格の隣に並べて初めて意味を持ちます。片方だけ見ても選べません。
卒業した銘柄②:MAD PROTEIN WPI グラスフェッド リッチチョコ
3年間、風味とアミノ酸プロファイルの主役だったのが MAD PROTEIN(マッドプロテイン)グラスフェッド WPI リッチチョコレート です。価格が上がったことと、ソイ側だけで味の問題が解決したことで、2026年7月に運用から外しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | WPI(ホエイプロテインアイソレート) |
| 原料 | グラスフェッド由来の乳清 |
| 容量 | 3kg(まとめ買いサイズを使用中) |
| 1食コスト | 約¥120(30g換算)/併用では10g約¥40 |
| 風味 | リッチチョコレート |
WPI(アイソレート)は製造過程で 乳糖をほぼ除去 しているため、乳糖不耐症の筆者でも腹ゴロゴロが起きません。WPCで挫折した方が試す価値のあるカテゴリです。
筆者がMAD PROTEINを選んでいる理由は3つ。① グラスフェッド(牧草飼育)原料、② 風味の完成度(リッチチョコは甘すぎず後味も軽い)、③ 3kgまとめ買いで単価が下がる。とくに3つ目は月単位のコストで効いてきます。
注意点として、MAD PROTEINのチョコ系には 人工甘味料が含まれる製品ライン もあります。筆者は成分表示を確認した上で許容範囲と判断していますが、「人工甘味料を完全に避けたい」場合は、無添加プレーンWPI(BULK SPORTS WPI ナチュラルなど)を検討してください。本記事は筆者の個人運用の記録であり、推奨基準は人それぞれです。
正直に書いておくと
筆者が MAD PROTEIN の WPI を選んでいる一番の理由は、人工甘味料(スクラロース等)の味が苦手だからです。無添加・天然甘味料の WPI は選択肢が少なく、結果的にここに落ち着きました。ここで紹介しているのは「筆者が色々試して続けやすかったもの」であって、全員にとっての最適解ではありません。味の好み×お腹の反応で、自分の正解を見つけてください。
飲むタイミングと飲み方|朝+16時の2回
筆者の飲み方はシンプルで、1日2回・朝食時と16時の間食時 に固定しています。
- 朝食時(07:00頃):起床後の血中アミノ酸が枯渇しているタイミング。ソイ30g+WPI10gをシェイカーで水200mlに溶かして食事と一緒に。朝は食欲がない日も多く、固形物をしっかり食べるのが難しいこともありますが、ソイは消化吸収がゆっくりなため腹持ちが良く、午前中の集中力も保ちやすいのが気に入っています
- 16時の間食(16:00頃):昼食から夕食までの空腹タイミング。同じ配合をもう1食。お菓子や甘いものに手が伸びそうなタイミングで飲むことで、余計なカロリーを抑えながらたんぱく質を補える のが大きなメリットです
溶解は 水(常温) のみです。牛乳を使うと乳糖でお腹を壊すので絶対にやりません。豆乳でもOKですが、コストが上がるので普段は使いません。シェイカーは Amazonで買った500mlの安価なもの を3年使い回しています。プロテインの吸収効率を狙って凝った飲み方をするより、「毎日同じタイミングで同じ量を入れる」運用の単純さ のほうがはるかに継続率が高い、というのが3年の結論です。
筋トレと組み合わせるなら 筋トレを「習慣」にする最小設計図 を併読してください。
飲んで下痢・おなら・お腹ゴロゴロになった時の3つの対策
すでにWPCを買ってしまった・継続したい場合の対症療法を、効果が確実な順で3つ紹介します。
対策1:銘柄を WPI/ソイ に切り替える(最も確実)
これが根本解決です。筆者は約25年下痢気味でしたが、WPI/ソイに切り替えてから 約2週間でお腹のゴロゴロが消え、1ヶ月で便が完全に正常化しました。「対症療法でなんとかする」より「原因を取り除く」方が早くて確実です。
対策2:ラクターゼ酵素サプリと併用する
WPCを捨てたくない・既に大袋を買ってしまった人向け。「ラクターゼ」配合の酵素サプリを飲む直前に摂取すると、乳糖を分解してくれます。Amazon等で「ラクターゼ サプリ」で検索すれば1,500〜3,000円で買えます。筆者は試していませんが、口コミ評価は安定しています。
対策3:少量から慣らす・温めて飲む
筆者はWPC時代、腹巻きでお腹を温めることだけ実践していました。一時的に症状を和らげる効果はありますが、根本的には改善しません。「今日だけ飲み切りたい」レベルの応急処置と考えてください。
不安な時の「少量試し」プロトコル
WPI/ソイに切り替えても、初回は不安なはず。下記の3日間プロトコルで安全に試せます。
- Day 1:朝食時に水で溶かして 10g 摂取(通常の1/4)。お腹の様子を観察
- Day 2:問題なければ 20g に増量
- Day 3:問題なければ 30〜40g で通常運用へ
WPC時代の症状が強かった人ほど「またゴロゴロするかも」と身構えますが、WPI/ソイなら 3日間で安心 を確認できます。筆者は初回MAD PROTEIN WPIを試した日に「あれ、何も起きない」と拍子抜けしました。
メーカー選びは「少量から試す」が鉄則
プロテイン選びでよくある失敗が、大容量を買ってから「合わなかった」と気づくパターンです。メーカーによって溶けやすさ・粉の細かさ・風味・後味がかなり異なります。まずは500g以下の少量サイズから試すことを強くおすすめします。チェックしたいポイントは以下の通りです。
- 水またはオーツミルクで溶かしたときのダマになりにくさ
- 飲んだ後の胃腸の反応(お腹が緩くなっていないか)
- 風味・後味の好み(毎日飲むので重要)
- 人工甘味料・添加物の有無(成分表を確認)
一番大事なルール:体の反応を観察して、ダメなら切り替える
この記事で一つだけ持ち帰ってほしいのは、銘柄名よりもこの原則です。
新しいプロテインを始めたら2週間、体の反応を観察する。良い変化(お腹の調子・便の状態)が出なければ、我慢して続けずに切り替えるか中止する。
筆者の場合、WPI/ソイへの切り替え後 約2週間でお腹のゴロゴロが消え、1ヶ月で便が正常化 しました。つまり「合っているなら2週間で何かしら良い方向に動く」が実体験ベースの目安です。
逆に、WPC時代の筆者は「高いお金を出したから」「みんな飲んでいるから」と、合わないプロテインを何年も我慢して飲み続けました。これが一番もったいない。体は毎日フィードバックをくれています。観察して、ダメなら変える——それだけで数年の遠回りを避けられます。
コストはどう変わったか|月¥1,794・年¥21,528 安くなった
乗り換えの前後を、同じ条件(1食40g・1日2食・月60食)で並べます。
| 旧:ソイ30g+WPI10g | 新:ソイ40g単独 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 1食あたり | ¥112 | ¥82 | −¥30 |
| 月(1日2食) | ¥6,720 | ¥4,926 | −¥1,794 |
| 年 | ¥80,640 | ¥59,112 | −¥21,528 |
| 1食タンパク質 | 約35g | 31.0g | −4g |
| タンパク質1gあたり | ¥3.23 | ¥2.65 | −18% |
金額だけ見れば月¥1,794の節約ですが、タンパク質は1食あたり4g減っています。これを無視して「安くなった」と書くのはフェアではないので、タンパク質1gあたりいくらかでも並べました。この基準でも18%安いので、量あたりのコスト効率は確実に改善しています。
タンパク質が4g足りない分は、食事側で調整するか、粉を数g増やすかで埋まる範囲です。筆者は今のところ40gのままで様子を見ています。
他の選択肢との比較
| 銘柄/構成 | 1食あたり | 月コスト(1日2食) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 筆者の現運用(OgarMade ソイ40g) | 約¥82 | 約¥4,926 | 人工甘味料不使用・味付き |
| 旧運用(BODYWING+MAD PROTEIN WPI) | 約¥112 | 約¥6,720 | 無添加ベース+風味補正 |
| マイプロテイン Impact WPI 単独 | 約¥110〜¥130 | 約¥6,600〜¥7,800 | セール時で変動・人工甘味料あり |
| MAD PROTEIN WPI 単独(30g) | 約¥120 | 約¥7,200 | 同銘柄を単独使用した場合 |
| BODYWING ソイ 単独(40g) | 約¥96 | 約¥5,760 | 無添加だが味は素朴 |
| 市販WPCチョコ(量販店) | 約¥80〜¥100 | 約¥4,800〜¥6,000 | 乳糖でお腹を壊すリスク |
数値は筆者購入時点の参考値であり、為替・セール・在庫で変動します。
結論として、乳糖不耐症 × 人工甘味料NG という2つの条件を満たしながら、量販店のWPCと同じ価格帯まで下りてきました。3年前には成立しなかった選択肢です。
「もっと徹底して無添加にしたい」なら同シリーズのノーフレーバー(プレーン)、「吸収を優先したい」ならWPI単独という道もあります。自分の体質と続けやすさで決めるべき であり、本記事の数字はあくまで筆者の運用ログです。
🛒 筆者が現在使っているプロテイン
OgarMade ソイプロテイン リッチチョコレート 3kg
3年続けた2銘柄併用をやめ、これ1つに集約しました。人工甘味料の後味が苦手な人向け。※脱脂粉乳を微量含みます。
🛒 3年間ベースにしていたソイ(完全無添加派に)
BODYWING ソイプロテイン 無添加プレーン 3kg
乳成分を完全に避けたいならこちら。筆者は価格が下がればまた買うつもりです。
🛒 風味とアミノ酸プロファイルを補強
MAD PROTEIN グラスフェッド WPI リッチチョコレート 3kg
ソイのプレーンに10g足すだけで毎日飲める味に化ける、筆者の風味マスキング担当。
乳糖不耐症プロテイン よくある質問12問
Q1. 「乳糖不耐症はプロテイン意味ない」という話をよく見かけるけど?
A. WPC前提の話です。WPI/ソイなら問題なく吸収できます(ピー/エッグも乳糖ゼロですが、筆者はピーが味で合わず、エッグは未使用です)。情報源がWPC=ホエイ全部と誤認している可能性が高いです。
Q2. カゼインなら大丈夫?
A. 銘柄によるとされています。カゼインも乳由来ですが、製造工程で乳糖が落ちている銘柄もあります。ただし筆者はカゼインを飲んだことがないので、体験としては何も言えません。少量試しで確認してください。筆者が実際に確かめた範囲で確実なのはWPI/ソイです。
Q3. ULTORAは飲める?
A. WPI主体のラインなら飲める可能性が高い。商品ページで「WPI」「アイソレート」と書いてあれば◎。「ホエイ」だけの表記は要注意。
Q4. エクスプロージョンは?
A. 「アイソレート(WPI)」版なら飲める。通常の「ホエイ(WPC)」版は乳糖不耐症NGです。同じブランドでも種類選びが重要。
Q5. WPI/ソイでもおならが増えた
A. ソイは大豆由来のオリゴ糖でガスが出やすい人もいます。WPI単独に切り替えるか、量を1日40g以下に抑えてください。
Q6. プロテインを飲むタイミングで症状の出方は変わる?
A. 空腹時より食後のほうがマシになることが多いです。特にWPCを試す場合は、必ず食後に水で薄めて飲んでください。
Q7. 乳糖不耐症かどうかを正確に知るには?
A. 確実なのは医療機関での検査です。乳糖負荷試験などがあるので、白黒つけたい場合は消化器内科で相談してください。
家庭用の遺伝子検査キット(約5,000円〜)という選択肢もあります。筆者もChatGENE(PR・アフィリエイトリンク)を使い、「25年の下痢の原因はこれだったのか」と確信できました。ただし遺伝子検査でわかるのは体質の傾向であって、診断ではありません。ここは混同しないでください。体質の傾向が他にも色々わかるので、そこは面白かったです(腸活記事でも活用しています)。
そして実のところ、検査をしなくても判断はできます。乳糖の摂取を控えてお腹の調子が良くなるのであれば、乳糖が影響していると考えていいと思います。筆者自身、検査結果よりも「WPI/ソイに切り替えて2週間で症状が消えた」という体の反応のほうが、はるかに納得感がありました。
Q8. 「乳糖なし」のプロテインはどれを選べばいい?
A. 完全に乳糖ゼロを狙うなら ソイ・ピー・エッグ(そもそも乳由来ではない)。ホエイの飲み心地が好きなら WPI(乳糖1%未満まで除去)。商品名・成分表に「アイソレート / WPI / ISO」とあるかが見分けポイントです。
ただし、「ソイだから乳糖ゼロ」と決めつけないでください。筆者が現在使っている味付きソイには、風味づけのために脱脂粉乳が微量入っていました。種類ではなく、必ず原材料表示を自分で読むことです。
Q9. ソイとWPI、結局どっちがいい?
A. どちらか一方なら「続けやすい方」を選ぶことが筆者の答えです。ソイは安価で腹持ちが良く、WPIは吸収が速く味が軽い。2週間試して体の反応が良い方を選んでください。
筆者は3年間 ソイ30g + WPI 10g の併用でしたが、2026年7月に ソイ40g単独 に切り替えました。併用の主目的が「無添加プレーンを飲める味にする」ことだったため、人工甘味料不使用の味付きソイが出てきたことで役目を終えた形です。詳しくは本文の「3年続けた2銘柄併用を、1銘柄にまとめた理由」をご覧ください。
Q10. プロテインは毎日飲まないといけませんか?
A. 必須ではありません。食事でたんぱく質が十分に摂れている日は飲まなくてOKです。あくまで「不足した分を補う」ためのものと考えましょう。
Q11. プロテインを飲みすぎると腎臓に悪いと聞きましたが?
A. 腎臓に疾患がない健康な成人であれば、推奨量の範囲内での摂取は問題ないとされています。ただし過剰摂取(体重1kgあたり2gを大きく超えるなど)は避けるのが賢明です。心配な方はかかりつけ医に相談してください。
Q12. プロテインとサプリメントの違いは何ですか?
A. プロテインは食品の一種(たんぱく質を濃縮したもの)です。医薬品ではないため、原則として食事の補助として位置づけられています。
まとめ|「意味ない」のは選び方を間違えているから
- 「乳糖不耐症はプロテイン意味ない」は WPCに限った半分の真実
- WPI / ソイ / WPH / ピー / エッグなら 乳糖不耐症でも問題なく吸収できる(ただし筆者が自分の体で確かめたのは WPI・ソイ・ピー のみ。WPH・カゼイン・エッグは未使用)
- 商品名に「アイソレート / WPI / ISO / ソイ」を含むものを選ぶ
- WPCで下痢気味の人は WPI/ソイに切り替えれば約2週間で改善実感(筆者の実体験)
- REYS・ウィンゾーンの離脱経験 から学んだのは「味と腹具合の両方が合格しないと続かない」
- 3年間の運用は BODYWING ソイ30g + MAD PROTEIN WPI 10g=1食40g、1食¥112・月¥6,720
- 併用していた本当の理由は 「無添加プレーンを毎日飲める味にする」ため。WPIは味の担当でもあった
- 2026年7月、その併用をやめて1銘柄に集約。人工甘味料不使用の味付きソイが、プレーンと同じ価格帯で買えるようになったため
- 現運用は OgarMade ソイ40g単独、1食¥82・月¥4,926。タンパク質1gあたりでも18%安い
- ただしタンパク質は1食4g減り、脱脂粉乳が微量入り、食塩が1日約2.5g増える。安くなった代わりに受け取るものもある
- 「ソイだから乳糖ゼロ」は思い込み。種類ではなく原材料表示を自分で確認すること
- 選定基準は 人工甘味料NG(成分表で確認)/1食コストで比較 の2軸
- 飲むタイミングは 朝食+16時 の固定運用、水で溶解・シェイカー
- 不安な時は 10g→20g→40g の3日間少量試しプロトコルで安全確認。切り替えたら2週間、体の反応を観察し、良い変化がなければ我慢せず次へ
筆者は25年以上下痢気味でしたが、プロテインを変えただけで腹の悩みが消えました。諦めるのは「ホエイ」ではなく「WPC」だけです。
そして今回学んだのは、続けていれば選択肢のほうが変わるということでした。3年前は「無添加を取るなら味は諦める」しかありませんでした。だから2つ混ぜるという工夫をしていた。その工夫が、製品側の進化で不要になったのです。
だからこそ、一度決めた組み合わせを何年も見直さないのはもったいないとも思います。年に一度でいいので、いま自分が払っている金額と我慢が、今の市場でまだ妥当なのかを確かめてみてください。乳糖不耐症で離脱経験がある方の参考になれば嬉しいです。
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免責事項:本記事は情報提供を目的としており、医療的なアドバイスや診断・治療を行うものではありません。本記事の体験談は筆者個人のものであり、商品の効果・効能を保証するものではありません。プロテインの効果・適量は個人の健康状態や運動量によって異なります。乳糖不耐症の診断や食物アレルギーが疑われる場合、慢性的な胃腸症状がある場合は必ず医師にご相談ください。価格・成分情報は記事執筆時点のものであり、変更される可能性があるため購入前に公式情報をご確認ください。
参考資料
- 厚生労働省 e-ヘルスネット たんぱく質
- 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)(食塩相当量の目標量:18歳以上 男性7.5g未満/女性6.5g未満)
- 一般社団法人Jミルク『ファクトブック よくわかる!乳糖不耐』(2020年3月)— https://www.j-milk.jp/report/study/h4ogb40000003zae-att/h4ogb40000003zcp.pdf
- 消費者庁「食品表示基準」
最終更新日:2026-08-06