出張から帰った翌朝、体重計に乗るのが少し怖い。そんな経験はないでしょうか。
筆者は107kgから減量を続けてきて、現在は91kg台です。出張に行けば、体重はほぼ確実に増えます。ただ、増えること自体は問題だと思っていません。本当の問題は、増えた数字に焦って、翌日から食事を抜いてしまうことのほうです。筆者には大きく戻した失敗が2回あります。1回目は糖質制限をやめた後に半年ほどで約5kg、2回目はアプリの目安カロリーを信じすぎて5ヶ月で約7kg増えました。
この記事では、2026年9月7日から10日までの4日間の出張について、出発前と帰宅翌朝の体組成を実測した数字をそのまま載せます。そのうえで、筆者が実際にやっている「戻し方」を2つ書きます。旅行や出張で一時的に増えるのは仕方ない。普段の食事が間違っていなければ戻る——これが、毎朝体組成を測り続けてきた筆者の結論です。
結論:4日間の出張で+0.6kg、体脂肪率は+0.6ポイント
先に数字を出します。
- 出発前(9/7 朝):91.1kg / 体脂肪率25.3%
- 帰宅翌朝(9/11 朝):91.7kg / 体脂肪率25.9%
- 差:+0.6kg / +0.6ポイント
出張中は普段の約1.5倍食べていました。それで+0.6kgです。筆者の受け止め方は「思ったより増えていない」でした。4日間ほぼ好きに食べて0.6kgなら、普段の食事が土台として機能している証拠だと考えています。裏を返せば、ここで慌てて食事量を削る理由はどこにもない、ということでもあります。
実測ログ:出張前後の体組成
以降の出張も同じ条件で測り、この表に追記していきます。計測はタニタの体組成計(RD-912/HealthPlanet連携)で、起床後・トイレ後・朝食前に統一しています。
第1回:2026年9月7日〜10日(4日間)
| 日時 | 体重 | 体脂肪率 | メモ |
|---|---|---|---|
| 9/7 朝(出発前) | 91.1kg | 25.3% | 基準値 |
| 9/10 夜(帰宅日) | 91.6kg | 22.9% | 参考値(体水分率59.4%) |
| 9/11 朝(帰宅翌朝) | 91.7kg | 25.9% | +0.6kg / +0.6pt |
第2回:次回出張(追記予定)
来週も出張の予定があります。出発前の朝と帰宅翌朝を同じ条件で計測し、この欄に追記します。1回の記録では「たまたま軽く済んだだけ」の可能性を消せないためです。
出張中に食べていたもの:普段の約1.5倍
何を食べての+0.6kgなのか。ここを書かないと、この数字は読む側の役に立ちません。
- 朝:宿の朝食バイキング。しっかり食べる
- 昼:そのバイキングから弁当を作ってよいルールだったため、そこから調達
- 夜:かなりのボリュームのある食事
- さらに間食
体感では普段の約1.5倍です。普段の筆者は朝・昼を固定し、夕食で調整する運用(1日あたりタンパク質120〜130g程度を目安)なので、朝からバイキングという時点で、いつもの型は完全に崩れています。
それでも+0.6kgに収まりました。4日間という期間の短さと、普段の食事の型が戻せる状態にあること。この2つがあれば、出張中の食事はある程度割り切ってよいと筆者は考えています。
夜に測った数字は「参考値」として扱っている
上の表で、9月10日の夜だけ体脂肪率が22.9%と低く出ています。翌朝は25.9%。一晩で3ポイントも脂肪が減るはずはありません。
このとき、体水分率は59.4%でした。筆者の朝の計測では、体水分率はおおむね54〜56%台で推移します。つまりこの夜の測定は、普段とは明らかに条件が違う状態で測った数字ということになります。
そのため筆者は、朝の計測を正式な記録、夜の計測は参考値と決めています。比較するなら、同じ時間帯・同じ条件の数字だけにしてください。
なお、計測した数字をスマホ側へ自動で残す設定はタニタRD-912/913をスマホと連携する方法にまとめています。出張前後を比べるなら、記録が自動で残る状態にしておくほうが確実です。
食事を抜かずに戻す2つの手順
ここが本題です。筆者が出張明けにやることは2つだけで、どちらも「抜く」でも「減らす」でもありません。

手順1:朝食を「プロテイン+α」に戻す
出張中に最も崩れるのが朝食です。バイキングは量も内容も普段と別物になります。
そこで帰宅翌日の朝から、普段の固定メニュー(バナナ・プロテイン40g・生姜紅茶)に戻します。新しいことは何もしません。崩れた1食を元の型に戻すだけです。朝食そのものを抜くのは、筆者が読者にいちばんやめてほしいことです。
プロテインの銘柄選び(筆者は乳糖不耐症の可能性が高いため、いまはソイを使っています)は乳糖不耐症でも飲めるプロテイン7選に詳しく書きました。
手順2:夕食は炭水化物を少し減らし、タンパク質を増やす
もう1つは夕食の中身の入れ替えです。炭水化物を少しだけ減らし、その分タンパク質を増やす。量を半分にするのではなく、皿の構成を変えるイメージです。
ポイントは「少し」です。筆者は過去に糖質を1日120g程度まで絞り、4ヶ月で107kgから96kg台(月平均)まで落としました。数字は出ましたが、尿酸値の上昇を医師から指摘され、予防薬が追加された時点で自己判断で中止しています。極端に振ると、体重以外のどこかに出るというのが、そのときの教訓です。
厚生労働省の e-ヘルスネットでも、減量に取り組む際は「特定の食品を抜いたり極端に食事量を減らしたりするのではなく、主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事を基本に」と書かれています。同じページには、続けるためのコツとして「できない日があっても落ち込まず、複数日で調整するなど計画に柔軟性を持たせることが大切です」という記述もあります。出張は、まさにこの「できない日」です。
6週間ほぼ出張だった月に学んだこと
短期出張ではなく、出張が日常になった月のデータもあります。
2026年の6月末から7月にかけて、筆者は6週間ほぼ出張という時期を過ごしました。出張が始まった最初の1週間(6/27→7/4)で、筋肉量が65.6kgから65.0kgへ0.6kg落ちました。そこで打った手は、食事を減らすことではありません。プロテインを増やしたうえで、いつも通りの食事を摂ることでした。
結果、筋肉量は2週目以降64.5〜64.8kgで横ばいになり、下げ止まりました。食事量を削らずに、落ちていた指標が止まったわけです。この月の詳細は【体組成ログ】2026年7月に残していますが、要点はこの1点に尽きます。
タンパク質は、e-ヘルスネットの用語解説でも「筋肉・臓器・皮膚・毛髪などの体構成成分」であり「生命の維持に欠くことができない」ものと説明されています。食事を抜くという選択は、この材料の供給を止める選択でもあります。
出張前に「戻し方」を決めておく
この記事で一番伝えたいのは、出張後の対処法ではなく、出張前の準備です。
帰宅翌朝、体重計の数字を見てから何をするか考えるより、先に決めておくほうが迷いません。
だから、出張に行く前に、戻し方を2つ決めておく。筆者の場合は「朝食を元に戻す」「夕食の炭水化物を少し減らしてタンパク質を増やす」の2つです。決めてあれば、帰宅翌朝にやることは実行だけになります。
まとめ
- 4日間の出張(9/7〜9/10)で、体重は91.1kg→91.7kg(+0.6kg)、体脂肪率は25.3%→25.9%(+0.6ポイント)
- 出張中は普段の約1.5倍食べていた。朝はバイキング、昼はそこから作った弁当、夜はボリュームのある食事+間食
- 帰宅日の夜は体脂肪率22.9%と低く出たが、体水分率が59.4%と普段(54〜56%台)より高く、条件が違う。朝の計測が正式、夜は参考値
- 戻し方は2つだけ。①朝食をプロテイン+αに戻す ②夕食は炭水化物を少し減らしてタンパク質を増やす
- 食事を抜かない・量を減らさない。 6週間出張した7月も、筋肉量65.6→65.0kgの低下はプロテイン増強+いつも通りの食事で止まった
- 出張前に「戻し方」を2つ決めておくと、帰宅翌朝は実行するだけで済む
旅行や出張で一時的に増えるのは、仕方のないことだと思っています。いつも通りの食事が間違っていなければ、戻ります。 戻らないとしたら、それは出張のせいではなく、普段の食事のほうに原因があるはずです。
次回の出張分も、同じ条件で測って上の表に追記します。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、医療的なアドバイスや診断・治療を行うものではありません。健康上の問題については、必ず医師や専門家にご相談ください。
