4年のあいだに2回のリバウンドを経験した筆者にとって、2回目の失敗は1回目より深い学びを残しました。糖質制限で95kg台 → 医師から警告され自己判断で食事を戻す → そこから5ヶ月で +8kg、最終的に107kgまで逆戻り という流れです。
この記事は、その2回目のリバウンドの構造を、profileに沿って事実ベースで振り返ります。「がんばりが足りなかった」という話ではなく、運用設計のどこが噛み合っていなかったか という視点で整理します。
1回目:糖質制限で95kgまで、しかし医師にストップをかけられた
最初のダイエットは糖質制限で、4ヶ月かけて107kg→95kg台まで12kgほど落としました。数字だけ見れば順調そのものです。詳細は 糖質制限で95kgまで減量、それなのに痛風寸前? に書きました。
しかし、脂肪肝の定期検査で医師から告げられたのは、
「尿酸値が高くなっている。このまま糖質制限を続けると痛風になる可能性が高い」
という想定外の言葉でした。プリン体摂取の偏りと急激な減量が同時に効いた結果、別のリスクが上がってしまった、という構造です。詳細は 糖質制限ダイエットで尿酸値が上がった話 にまとめています。
尿酸値上昇により自己判断で糖質制限をやめ、食事を元に戻しました。ここで筆者は「次に何をすればよいか」を決めずに、ふわっと通常食に戻してしまった、というのが2回目のリバウンドの入り口でした。
カロリー計算アプリの自動設定2,800kcal/日を信じた
リバウンドが始まりかけていた時期、筆者が頼ったのが カロリー計算アプリ(カロミル) でした。身長・体重・年齢などを入力すると、1日の推奨摂取カロリーが自動算出されます。筆者の場合、その数字が 1日2,800kcal でした。
当時の判断としては、
- アプリが推奨している数値だから妥当だろう
- 糖質も「適度に」戻したほうが代謝には良いはず
- 2,800kcalを目安に食べれば、急なリバウンドはないはず
という、いまから見るとかなり楽観的な前提に乗っていました。「アプリの自動値=自分にとっての適正値」と素直に信じてしまった、というのが当時の筆者の判断ミスです。
5ヶ月で+8kg、最終的に107kgまで戻った
結果として、
- 糖質制限終了時:95〜97kg
- 5ヶ月後:105.4kg(+約8kg)
- その後さらに増えて、最終的に107kg近辺まで逆戻り
という推移をたどりました。1日のカロリー上限を守っているつもりだったのに、体重は止まらず上がっていく、という気味の悪い時期でした。
いま振り返ると、要因はいくつか重なっていたと考えています。
- 糖質制限期に基礎代謝が落ちていた:減量直後の身体は省エネモードに寄っていたと考えられる
- 2,800kcalは筆者にとって多すぎた:アプリの自動値はあくまで平均的な前提で計算される
- 糖質を一気に戻したことで血糖変動が大きくなった:インスリンの動きで脂肪を溜め込みやすい条件に近づいた
「アプリの自動値だから安全」ではなく、減量直後の自分の代謝に対しては明らかに過剰だった という事実が、5ヶ月後の体重計の数字として返ってきた、という形でした。
夜の食欲は「意思の弱さ」だけでは説明しきれなかった
この時期につらかったのが、夜の食欲のコントロール でした。日中はそれなりに節制できているのに、夜になるとどうしても食欲が止まらず、寝る前に余計な間食を入れてしまう日が続きました。
当時の筆者は、これを「意思が弱いから」と自分を責めていました。ただ、いま振り返ると、
- 日中の摂取量とタイミングの設計がうまくいっていない
- 睡眠の質が安定していない時期だった(後に2025年11月のCPAP治療につながる素地)
- リバウンドへの焦りで余計にストレスがかかっていた
といった条件が重なれば、夜に食欲が暴れること自体は、特別に異常な反応ではなかったように思います。「意思の問題」と単純化していたことが、設計の見直しを遅らせていた面はあったかもしれません。
夜の食欲との付き合い方は、別記事 ダイエットが続かない本当の理由は意思力じゃない でもう少し掘り下げています。
2回目の失敗から残った3つのルール
107kgへの逆戻りという結果を受けて、筆者の運用は大きく変わりました。4年経った現在(2026年6月時点)(2026年6月時点)は約93.5kgで、以下の3つのルールに落ち着いています。
- タンパク質を切らさない(体重×1.5〜2g/日を目安に。除脂肪期の筋肉維持を優先)
- 糖質をゼロにも過剰にもしない(極端は両方失敗した。中庸を探す方向に切り替えた)
- 毎日体重を測る(数字を見なくなった月にリバウンドが始まる、というのが2回の共通点)
さらに、運用面では アプリの自動設定カロリーは信用しない という方針に切り替えました。現在は 1日2,300kcalを目安に、朝・昼を固定化して夜で調整 する形に落ち着いています。詳細は カロリー知識だけでは痩せない でまとめました。
まとめ|「アプリの自動値を信じすぎた」が2回目の失敗の核
- 糖質制限で95kg台まで落としたあと、尿酸値上昇により自己判断で食事を戻したところからリバウンドが始まった
- カロミルの自動設定2,800kcal/日を信じたが、減量直後の筆者の代謝には過剰だった
- 5ヶ月で+8kg、最終的に107kgまで逆戻りした
- 「意思の弱さ」より「運用設計の噛み合わなさ」が主な要因だったと、いまは見ている
- 現在は1日2,300kcal目安・朝昼固定・毎日体重測定の3点で93.5kgを維持
2回のリバウンドに共通していたのは、「これさえやれば大丈夫」と一つの仕組みに任せきった瞬間に崩れる という構造でした。糖質制限も、カロリー計算アプリも、それ自体が悪いわけではなく、自分の状態に合わせた調整なしで丸ごと信じる運用が、筆者には合わなかった、ということだと整理しています。
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本記事は筆者個人の体験談および一般的な健康情報の提供を目的としており、医療的なアドバイスや診断・治療を代替するものではありません。数値や効果は個人差があり、健康上の問題や疑問がある場合は必ず医師・医療専門家にご相談ください。
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