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「マネーフォワードME(以下、MFME)は便利らしいけれど、何ができるのか分からず始められない」――そんな読者向けの記事です。
筆者は社会人初期から MFME を無料版で使い、2023年に新NISA・iDeCo の積立を始めた数ヶ月後にプレミアム(月500円)へ切り替えました。結果として、月数万円の支出を「我慢ゼロ」で減らせたのが3年使ってみた最大の成果です。
筆者は1995年生まれの31歳、2022年6月の107kgから3年半で現在94.10kg、新NISA・iDeCo に月5万円を3年積立中。MFME 運用は3年・無料→プレミアム切替の経験ありです。本記事では、3グループ運用の設計/プレミアムの価値/支出改善の実例を全公開します。前提となるサービス概要や安全性は マネーフォワードME 3年使った正直レビュー にまとめているので、運用の実践編としてお読みください。
まず結論:MFMEは「家計簿」より「支出可視化ツール」として最強
3年使って分かった一番の結論は、MFME は記録するための家計簿アプリではなく、**「自動取得した数字を見るだけで支出が改善する可視化ツール」**として捉えるべきだということです。
- 自分でレシートを入力する必要はゼロ
- 連携した銀行・カード・電子マネーから自動で取得
- 月数千円〜数万円の改善余地は、見るだけでほぼ確実に見つかる
筆者の感覚では、「家計簿が続かない人」こそ MFME 向きです。続かない理由は「記録が面倒」なので、その面倒を全部アプリ側に渡してしまえばよい、という発想転換になります。
筆者の運用:10連携×3グループ(A家計/B投資/C副業)
筆者は MFME プレミアムを以下のように使っています。連携数は10件、グループは3つです。
A. 家計管理グループ(日常の収支・固定費)
- 住信SBIネット銀行(メイン口座)
- 楽天銀行(サブ・楽天証券の入金経路)
- ゆうちょ銀行
- 三井住友カード ゴールド NL(メイン決済)
- 楽天カード(補助)
- VIEWカード(交通系)
- モバイルSuica
- Amazon
B. 投資グループ(資産形成の進捗)
- SBI証券(メイン)
- 楽天証券(サブ・ポイント投資専用)
C. 副業グループ(副業収支の独立管理)
- Gorilla LABO(健康×資産形成ブログ)
- Midnight Jazz Cafe(YouTube Lo-fi Jazz)
- Windborne Stories(YouTube 英語アコースティック)
グループ分けの判断軸
筆者がグループを3つに分けている理由はシンプルで、**「混ぜると見にくくなる/目的別に判断したい」**から、その一点です。
- 投資資産が-5%下がった日でも、家計管理グループの数字は1円も動かない → 家計判断が揺らがない
- 副業の入金タイミングがバラついても、給与ベースの家計判断は安定する
- ボーナス・臨時収入を「家計→投資」「副業→投資」と振り替えるルートが見える
無料版時代は家計と投資が同じ画面に出ていたので、相場が動いた日に家計判断まで揺らいでいました。グループを分けるだけで、**「今月の支出は OK か」「投資は予定通り積み立てられているか」**を別々の頭で判断できるようになります。
無料版で十分な人・プレミアムが必要な人
公式によると、2024年改定後の無料版は連携4件・グループ1件・データ閲覧1年までです(マネーフォワードME プレミアム機能比較表)。一方、プレミアムは月500円で連携無制限・過去データ無制限・グループ無制限になります。
判断基準を整理するとこうなります。
| 条件 | 無料版で十分 | プレミアム推奨 |
|---|---|---|
| 連携したい口座数 | 4件以内 | 5件以上 |
| データ閲覧 | 直近1年で足りる | 1年超で振り返りたい |
| 管理単位 | 1つの財布で完結 | 家計/投資/副業など複数 |
| 投資・副業 | していない/1口座のみ | 始めた/本格化した |
筆者は積立投資を始めた数ヶ月後にプレミアム化しました。理由は「家計を本気で整えないと、毎月5万円の積立が苦しくなる」と感じたからです。家計を本気で整える瞬間と、プレミアムが必要になる瞬間は、ほぼ重なるというのが3年使った実感です。
金融庁も家計管理ツールの定着が金融資産形成の起点になると指摘しています(金融庁 新しいNISA)。続けられる仕組みに月500円を払う価値があるかは、年間6,000円以上の家計改善が見込めるかで決めるとよいです。
プレミアムで価値を感じた機能 TOP3
3年使ってきて、月500円の費用対効果として「これがあるから払っている」と言える機能を3つだけ挙げます。
① 過去データ一覧(1年→無制限)
支出は1ヶ月では判断できません。「今月は外食が多かったかも」と感じても、過去2〜3年の平均と比べないと多いのか少ないのか分からないからです。
プレミアムは過去データを期限なしで閲覧できるので、3年前の同月との比較で「これは増えた/減った」が即判断できます。長期傾向が見えると、一時的な変動に振り回されなくなります。
② 連携無制限(10件以上の口座を一括可視化)
筆者は10件連携しています。無料版の4件上限では、メイン銀行+メインカード+証券1つで埋まってしまい、副業や投資の口座が画面外に出ます。
10件を1画面で見られると、「総資産の今月の動き」が一目で分かるようになります。資産が増えているか減っているかの判断が、毎月の家計判断と地続きになります。
③ グループ機能(家計/投資/副業を分けて管理)
前述の3グループ運用は、プレミアムのグループ無制限機能があって初めて成立します。無料版はグループ1件のみなので、家計・投資・副業を1画面に混ぜて見るしかありません。
**月500円の費用対効果は「妥当」**というのが3年経った今の評価です。年間6,000円で家計改善余地が月数千円見つかれば、1ヶ月で回収できます。
MFMEで気づいた支出改善 実例 BEST3
ここが本記事の核心です。筆者が MFME を見ているだけで気づき、「我慢ゼロ」で削れた支出のベスト3を公開します。
① サブスク可視化 → 不要解約 → 必要な時だけ使用
自動引落で支払っていて気付かなかった月額サブスクが、MFME のカテゴリ別表示で一覧化されました。
筆者は過去に Spotify(月1,000円弱)と YouTube Music を半年悩んで往復した経験があります。MFME で「同じカテゴリの支出が二重に走っている」と気付けたから、片方の解約判断ができました。
教訓は、**「サブスクは加入時より解約時のハードルが高い」**ということです。MFME で毎月の固定費を眺める習慣ができてから、「これは今月使ったか?」を自問して、使っていないものは即解約。後で必要になったら都度契約に戻す、というスタイルに変えました。
② 食費の偏り発見 → 外食を減らして満足度UP
食費カテゴリを月単位で見ると、外食の比率が想像以上に高かったことが分かりました。
そこで取った行動は単純です。外食の回数を減らし、1回あたりの質を上げる。月10回の外食を月4回にして、1回の予算を倍にする、というイメージです。
結果として、満足度は下がりませんでした。むしろ「外食=特別な日」になって、選び方も丁寧になり、体感の満足度は上がっています。同時に 生活レベルは下げにくい で書いた通り、最初から上げないことが効きました。
③ 月数万円の出費を「我慢ゼロ」で削減
①②に加え、「気付かず多用していたもの」「ほとんど使っていないのに払い続けていたもの」を洗い出した結果、月数万円の支出を我慢ゼロで削減できました。
ポイントは、削った対象が「我慢して節約したもの」ではなく、**「そもそも価値を感じていなかったもの」**だった点です。削減=我慢、という常識は MFME を3年使うと壊れます。削減=価値の薄い支出を見つけて止めること、と再定義できます。
この余剰資金を、筆者は 家計管理は投資の後でいい で書いた通り、NISA・iDeCo の積立増額に回しています。可視化→削減→投資、という流れが MFME 1本でつながります。
運用ルーティン:週1・スマホ・数分でOK
「家計簿アプリは毎日記録しないと続かない」というイメージがありますが、MFME は逆です。毎日記録は不要で、筆者の運用は以下です。
- 週末:スマホで MFME を開いて数分チェック(今週の支出ペース・大きな買物の有無)
- 月末:自動生成される月次レポートを1回確認(カテゴリ別の前月比・年間推移)
- 平日:触らない
合計しても月に30分かかりません。自動取得が前提だからこそ、確認だけに時間を使えます。
毎日触らないので疲れません。これが3年続いた一番の理由です。続けられる仕組みに月500円を払う、という発想に近いです。
改善余地:カテゴリの色・アイコンが変更できない(細かい不満)
3年使ってきて、唯一感じている不満を書いておきます。
- カテゴリの色やアイコンを自由に変えて、自分の使いやすい配色にできない
ぱっと見の視認性は、自分の好みに合わせられた方が確実に上がります。今後の公式アップデートで自由度が上がることを期待しています。
ただし、**「カテゴリ分類自体は意外と手間が少ない」**ことは強調しておきます。
- 初回だけ手動で正しいカテゴリに振り分ければ OK
- 2回目以降は同じ支出が自動で振り分けられる(学習機能)
- 「家計簿が続かない」の典型原因である “分類が面倒” は、実は誤解
つまり、初回の数分の手間さえ越えれば、あとは放置でも家計簿が成立するということです。色やアイコンが変えられない不満はありますが、これは運用継続に致命的な影響を与えるものではありません。
📊 筆者が3年使う家計可視化アプリ
マネーフォワード ME
筆者は社会人初期から無料版→投資開始数ヶ月後にプレミアムへ。月500円で10件×3グループの可視化を継続中です。
公式サイトを見る →まとめ|「見るだけで減る」が3年続いた一番の発見
最後に要点を整理します。
- MFME は「記録する家計簿」ではなく**「可視化ツール」**として最強
- 筆者は 10連携×3グループ(家計/投資/副業) で運用、判断軸を分けるだけで家計が安定
- プレミアム月500円は 連携4件超え・投資/副業ありなら回収余裕、TOP3価値は過去データ無制限・連携無制限・グループ機能
- 「我慢ゼロ」で月数万円の改善は、削減を「価値の薄い支出を止めること」と再定義すれば誰でも可能
- 運用は 週1・スマホ・数分で十分、毎日触らないから3年続いた
- カテゴリの色変更不可は不満だが、分類学習機能で実用上は問題なし
「家計を完璧に整えてから投資」ではなく、**「投資を始めたから家計が見えるようになった」**という逆順を筆者は推奨しています。MFME はその逆順の入口になるツールです。
迷っている人は、まず無料版で4件連携から始めてみてください。投資・副業を本格化させたタイミングで、自然とプレミアムが選択肢に入ってきます。
参考資料