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糖質制限で95kgまで減量、それなのに痛風寸前と言われた話

糖質制限で95kgまで減量、それなのに痛風寸前と言われた話

「体重は落ちたのに、健康指標は別の方向に動いていた」——4年のあいだに2回のリバウンドを経験した筆者にとって、最初の大きな失敗がこの糖質制限の時期でした。

脂肪肝と診断された筆者が、最初に飛びついたのが糖質制限です。4ヶ月で 107kg→95kg台 まで12kgほど落とせて、数字だけ見れば成功でした。しかし、定期検査で医師から告げられたのは予想外の言葉でした。本記事は、その出来事を事実ベースでまとめます。同じ遠回りを避けたい方の参考になれば幸いです。

糖質制限を選んだ理由と、最初の4ヶ月

脂肪肝と診断された日 に書いた通り、筆者は健康診断で「肝機能:要精密検査」と告げられたあと、「とにかく痩せるしかない」と焦って糖質制限を始めました。

具体的にやっていたのは、

  • 主食(白米・パン・麺)を大幅に減らす
  • 代わりに肉・魚・卵・大豆製品を多めに摂る
  • 間食は基本的にナッツやチーズに置き換える

というシンプルな運用です。結果として、

  • 開始2ヶ月:107kg → 100kg台前半
  • 開始4ヶ月:95kg台前半

というペースで体重は落ちていきました。「やればできる」という体感は確かにあり、続けることへの抵抗感も少ない時期でした。

ただし、いま振り返ると、このスピードで落ちた事実こそが、後のリバウンドと健康指標の悪化を呼び込む伏線でもありました。「早く痩せた回ほどリバウンドが大きかった」というのが、4年の総括として残った筆者の実感です。

定期検査で告げられた「このままだと痛風になる」

体重が95kg台に入った頃、脂肪肝の定期検査のために病院に行きました。そこで医師から告げられたのが、想定していなかった一言です。

「尿酸値が高くなっています。このまま糖質制限を続けると、痛風になる可能性が高いです」

頭が一瞬止まりました。「痩せるためにやっていたのに、別の病気の話をされている」という感覚です。脂肪肝の改善に向かっているはずなのに、別方向のリスクが上がっている、というのが医師の見立てでした。

詳しいやり取りは 糖質制限ダイエットで尿酸値が上がった話 にまとめています。医師から「食事を元に戻したほうがいい」とはっきり言われた、という体験は、その後の筆者のダイエット観に強く影響を残しました。

なぜ糖質制限で尿酸値が上がりやすいのか

医師の説明と、その後筆者が調べた内容を整理すると、糖質制限と尿酸値の関係には主に2つの背景があります(厚生労働省 e-ヘルスネット「高尿酸血症」を参考資料に掲載)。

  • 糖質を減らすぶん、肉・魚・卵などタンパク質源の摂取量が増えやすい。これらに含まれる プリン体 が代謝されると尿酸が生成される
  • 急激な減量・絶食状態は、それ自体で尿酸値を一時的に押し上げることが知られている

つまり、

  • 食事構成の変化(プリン体多めへのシフト)
  • 減量スピードそのものの影響

の両面から、糖質制限は尿酸値を上げる側に働きやすい、という構造です。「炭水化物を抜けば抜くほど安全」という方向には進んでくれない、ということを、筆者は身をもって学びました。

ここで強調したいのは、「糖質制限が悪い」という単純な話ではない、ということです。やり方と体質の組み合わせ次第で、別のリスクが顔を出すという事実が、自分に当てはまったというだけのことです。

「体重が落ちた」と「健康になった」は別の話だった

このタイミングで一番こたえたのは、

  • 体重:落ちた
  • 脂肪肝の数値:改善方向
  • 尿酸値:悪化方向

という、矛盾した結果が同時に出ていたことでした。減量に成功している、と思っていたのに、医師からは「いまの方法はもう止めたほうがいい」と言われる。体重計の数字だけを追っていたことが、結果として別のリスクを見落とす設計になっていました。

このあと筆者は医師の指示に従い、糖質制限をやめて食事を戻します。しかし「次に何をすればよいか」が決まっていない状態だったため、結果としてリバウンドに突入し、最終的には1回目のピーク107kgまで戻ってしまいます。詳細は 除脂肪ダイエットで107kgに逆戻りした話 に書いた通りです。

1回目の失敗から残った3つの教訓

4年・2回のリバウンドを経て、現在(2026年6月時点)は約93.5kgで運用している筆者ですが、1回目の糖質制限失敗から残った教訓は、シンプルに3つです。

  • 体重以外の指標も同時に見る:血液検査の尿酸値・肝機能・脂質の数値を、年1回でよいので定点観測する
  • 極端は別のリスクを連れてくる:糖質ゼロも糖質過剰も、筆者はどちらの極で失敗した。中庸を探す方向に切り替えた
  • 早く落ちた回ほど戻りも大きい:短期成果は誘惑が強いが、長期で見ると遠回りになりがちだった

このあと筆者は2回目のリバウンドで、今度は カロリー計算アプリの自動設定値2,800kcal/日 を信じた結果、5ヶ月で+8kg増やすという失敗をします。極端から脱したつもりが、別の極端に振れた、というのが2回目の構造でした。詳細は カロリー知識だけでは痩せない にまとめています。

まとめ|「痩せる」と「健康指標が良くなる」は同じ方向とは限らない

  • 脂肪肝の診断後、糖質制限で4ヶ月で107kg→95kg台まで減量
  • 定期検査で「このまま続けると痛風になる」と医師に告げられて中止
  • 糖質を減らすぶんプリン体摂取が増えやすく、急激な減量自体も尿酸値を上げる要因になる
  • 体重・脂肪肝の数値・尿酸値が、すべて同じ方向に動くわけではないと体感した
  • 「早く痩せた回ほど戻りが大きかった」というのが4年・2回のリバウンドを経た筆者の総括

ダイエットを「体重計の数字だけで判断する設計」のままにすると、別の指標で痛い目を見ることがある、というのが筆者の体験です。短期で落ちる手法を選ぶときは、その代わりに払うコストも、できるだけ早い段階で確認しておくのが安全だと感じています。

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免責事項

本記事は筆者個人の体験談および一般的な健康情報の提供を目的としており、医療的なアドバイスや診断・治療を代替するものではありません。数値や効果は個人差があり、健康上の問題や疑問がある場合は必ず医師・医療専門家にご相談ください。

参考資料


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個人の体感に関する注意:本記事の体験談は筆者個人のものであり、商品の効果・効能を保証するものではありません。体質や生活習慣によって感じ方は異なります。サプリメント・健康食品・医薬品の利用に不安がある場合は、医師・薬剤師などの専門家にご相談ください。

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ゴリラ博士

ゴリラ博士

Gorilla LABO 運営者 / 健康×資産の研究者

会社員(インフラ関係)。脂肪肝の治療をきっかけに健康と資産形成の重要性に気づき、2025年夏にGorilla LABOを開設。107kg→96kg・3年半・2回のリバウンド経験(糖質制限で尿酸値上昇→医師の痛風警告で食事戻し / カロミル2,800kcal設定で5ヶ月+8kg)を経て、現在は朝昼固定化+体重×1.5〜2gのタンパク質+毎日体重測定で安定運用中。3年前から個人で新NISA・iDeCo月5万円積立。脳科学・行動経済学をベースに「壊れない習慣」を設計・発信。

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