【体験談】除脂肪ダイエットで107kgに逆戻りした話
こんにちは、ゴリラ博士です。 この記事では、私が 「除脂肪ダイエットに挑戦し、結果として107kgに戻ってしまった」 という失敗談をお話しします。
糖質制限で一度は痩せたものの、身体の代謝が落ちていたこと。 ネットの基礎代謝情報を鵜呑みにしたこと。 そして、夜の食欲を抑えられなかったこと。
同じ遠回りをしてほしくないので、ありのままを書きます。
🟧 1. 糖質制限では4カ月で 107kg → 95kg まで落ちた
最初の成功体験は「糖質制限」でした。 とにかく体重を落としたくて、糖質を極端に減らした結果、
開始2カ月で 107kg → 100kg台へ 4カ月後には 95kgまで減量
と、数字だけ見れば順調そのもの。
しかしその裏で—— 代謝が大きく低下していた ことに当時の私は気づいていませんでした。
🟦 2. 糖質制限の副作用──代謝の低下
糖質を減らしすぎると、身体は 「エネルギーが不足している状態」 と判断し、基礎代謝が落ちます。
私は当時、ネットで見た「同年代男性の平均基礎代謝」を参考にしていましたが、 実際の自分の基礎代謝はそれより大きく下回っていたようです。
つまり、
-
代謝が落ちた身体
-
それに気づかないまま、食事量だけを戻した
という 最悪のパターン に片足を突っ込んでいたのです。
🟩 3. 朝4:昼4:夜2の食事配分を計画したが──夜に崩壊
代謝を上げるために私は、
朝 4:昼 4:夜 2
という食事バランスを実施しました。
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朝に炭水化物を多めにして代謝を引き上げる
-
夜は控えて身体を軽くする
という狙いでしたが……
▶ 夜だけどうしても食欲を抑えられない
代謝が落ちた身体では、 夜に強い空腹・食欲 が発生します。
実際、
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夜だけ過食してしまう
-
気づくと翌朝体重が増えている
-
罪悪感で翌日さらに制限してしまう
という悪循環にハマりました。
🟫 4. 2023〜2024年の体重推移でわかった「失敗の構造」
■ 2023年

途中で一時的に落ちるものの、最終的に体重は右肩上がり。
■ 2024年

糖質制限を止めて1年経過辺りで体重が107kgに戻ってしまいました。
この2年のデータが示していたのは、
代謝が落ちたまま、食事制限と反動を繰り返した結果、107kgに戻ってしまった
という明確な事実でした。
「食べてOKなダイエット」という都合のいい誤解はしていませんでしたが、 そもそも回復していない代謝で減量しようとしていた のです。
🟧 5. ここで初めてわかった真実
数々の遠回りを経て、ようやく核心に近づきました。
🔎 【学び①】痩せることと、健康になることは違う
糖質を抜けば体重は落ちます。 しかしその裏で、
-
代謝低下
-
食欲反発
-
リバウンドしやすい身体
が確実に進行していました。
🔎 【学び②】基礎代謝は “ネットの値” を信じてはいけない
年齢・性別の平均値はあくまで平均です。 私のように糖質制限の影響があると、 本来より100〜300kcal下がることも珍しくありません。
🔎 【学び③】夜の暴食は「意思の弱さ」ではない
代謝が低下した身体では、 夜に食欲が暴走するのは生理的に当然です。
私はこれを 「根性の問題」 と誤解して、 さらに自分を追い込んでしまいました。
🟪 6. 107kgに戻って気づいた“本当のスタートライン”
除脂肪ダイエットの試みは、完全に失敗でした。
しかし、107kgに戻った瞬間、私はこう思いました。
「ようやく本当の意味で健康改善が始まる」
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データを見て現実を受け入れた
-
代謝の回復こそ最優先だと理解した
-
「痩せる」ではなく「健康になる」を最初のテーマにした
この転換点が、今の Gorilla LABO を生んだと言っても過言ではありません。
🐾 まとめ|遠回りはしたけれど、無駄ではなかった
除脂肪ダイエットで107kgに逆戻りした経験は、 私の人生で最も苦い失敗のひとつでした。
しかし、その経験がなければ、
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代謝の重要性
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正しい食事バランス
-
続けられる習慣づくり
を理解することはできませんでした。
あなたが、私と同じ失敗を避けられるよう、 これからも Gorilla LABO では “根拠のある健康法” を分かりやすくお届けしていきます。
今日のあなたを、少しだけ強く。
— ゴリラ博士 Gorilla LABO
🌙 夜の食欲と戦った日々——あの夜の心理状態を正直に語ります
「夜だけ過食してしまう」——文章で書くと簡単に聞こえますが、当時の私にとってこれは本当に苦しい問題でした。夕食後、歯を磨いて「今日はもう食べない」と決めたのに、気づけばキッチンに立ってご飯を温めている。そんな自分が情けなくて、毎晩枕を涙で濡らす日もありました。
具体的にどんな状況だったかというと——
- 仕事から帰宅するのが21時〜22時。疲労でストレスホルモン(コルチゾール)が高い状態のまま夕食を迎える
- 「昼は少なく抑えたから、夜くらい食べてもいい」という自己正当化が働く
- チョコレートや菓子パンを「1個だけ」と決めて食べ始めるが、止められない
- 食べた後の罪悪感で翌日の昼食を抜く→夜にまた爆食する、という悪循環に入る
- 週末になると、「平日の我慢の反動」でチートデイがチートウィーク化する
今になって振り返ると、これは「意志の弱さ」の問題ではありませんでした。糖質制限で代謝が落ちた身体は、エネルギー不足を常に感知しており、夜になると「今すぐエネルギーを補充せよ」という生理的シグナルが強まるのです。
実際、ペンシルベニア大学の研究でも、慢性的なカロリー制限下では夜間の食欲増進ホルモン(グレリン)の分泌が増加することが確認されています。私が経験していた「夜の爆食い衝動」は、完全に生理的なメカニズムの結果だったのです。
しかし当時の私は「自分がダメだから」と信じ込んでいました。「もっと根性を出せばコントロールできるはずだ」と。その誤解が、さらなる制限→さらなる反動という悪循環を加速させていたのです。
💡 リバウンド後のマインドセット転換——「痩せる」から「健康になる」へ
107kgに戻ったとき、正直なところ最初は絶望しました。「あれだけ頑張ったのに、元通りじゃないか」と。しかし不思議なことに、数日後には妙な解放感がありました。
それまでの私は「体重計の数字を減らすこと」だけを目標にしていました。体重が減ると嬉しい、増えると落ち込む。毎朝の体重計が、一日の感情を支配していました。これが根本的な問題だったと気づいたのです。
そこで私はひとつの決断をしました。
「もう”痩せること”を目標にするのはやめよう。“健康になること”を目標にしよう。」
この転換は、見た目は小さいですが、実際には大きな変化をもたらしました。具体的に何が変わったかというと——
- 目標指標の変更:体重ではなく「血液検査の数値」「睡眠の質」「エネルギーレベル」を追うようにした
- 食事の基準変更:「カロリーを減らす食事」から「身体を育てる食事」へ。食べることに罪悪感を持つのをやめた
- 運動の目的変更:「消費カロリーを増やすため」から「筋肉をつけて代謝を上げるため」へ
- タイムスパンの変更:「今週体重を何kg落とすか」から「半年後に血糖値が正常になっているか」へ
このマインドセットの転換後、不思議なことが起きました。体重への執着が薄れたら、夜の過食衝動も徐々に弱まっていったのです。「体重を減らさなきゃいけない」というプレッシャーがなくなると、食事に対する恐怖心も消え、自然と適量を食べられるようになっていきました。
🔄 代謝回復のために実際に取り組んだこと
マインドセットを変えた後、私が最初に取り組んだのは「代謝の回復」でした。落ちた代謝を戻さない限り、何をやっても体重は増え続けます。以下が私が実践した代謝回復の具体的な方法です。
① タンパク質を体重×1.5g以上摂取する
筋肉量を維持・増加させることが代謝回復の最短ルートです。私は107kgの体重に対して、1日160g以上のタンパク質摂取を目標にしました。鶏むね肉・卵・ギリシャヨーグルト・ソイプロテインを組み合わせ、毎食にタンパク質源を必ず入れるルールを作りました。
最初は「こんなに食べていいの?」と戸惑いましたが、タンパク質は熱産生効果(食事誘発性熱産生)が三大栄養素の中で最も高く(約30%)、食べることで代謝が上がる栄養素です。積極的に摂ることで、代謝回復に直接貢献しました。
② 週2〜3回の筋力トレーニング
有酸素運動ではなく、まず筋トレを優先しました。理由は、筋肉量を増やすことで安静時の消費カロリー(基礎代謝)が恒久的に上がるからです。最初は自重スクワット・プッシュアップ・ダンベルカールだけ。週2回30分から始めました。
体重が107kgある状態での筋トレは正直しんどかったです。膝への負担も大きく、最初はスクワット10回で翌日は筋肉痛でまともに歩けないこともありました。それでも続けられたのは「代謝を上げるための投資」という目的意識があったからです。
③ 睡眠を7時間以上確保する
睡眠不足は代謝を下げ、食欲増進ホルモン(グレリン)を増加させます。私がかつて夜に過食していた原因のひとつが、慢性的な睡眠不足だったと後になって気づきました。就寝時間を23時に固定し、スマートフォンの使用を22時で止めるルールを設けました。睡眠の質向上のために、マグネシウムのサプリメントも活用しました。
④ 食事回数を増やし、1回の量を減らす
朝・昼・夜の3食から、朝・10時・昼・15時・夜の5食(スナックタイムを追加)に変えました。1回あたりの食事量を減らすことで、血糖値の急変動を抑え、夜の過食衝動を事前に防ぐ作戦です。10時と15時のスナックはゆで卵1個+ヨーグルトという簡単なものでしたが、夜の爆食い防止に劇的な効果がありました。
📚 同じ失敗をしないための3つの教訓
除脂肪ダイエットで107kgに逆戻りした私の経験から、読者のみなさんに伝えたい教訓を3つにまとめます。同じ遠回りをしてほしくないので、率直に書きます。
教訓1:「体重」ではなく「代謝」を最初の指標にする
体重は短期間でも大きく変動します(水分・排泄・むくみなど)。それに一喜一憂していると、正しい判断ができません。最初から「基礎代謝の回復」を目標に据えて、筋肉量の維持・増加を優先してください。体重計の数字よりも、体組成計で筋肉量と体脂肪率を追う方が、はるかに有益な情報が得られます。
教訓2:夜の食欲は「意志の問題」ではなく「設計の問題」として解決する
夜に食べ過ぎてしまうのは、あなたの意志が弱いのではありません。昼間の食事設計・睡眠・ストレス管理がうまくできていないサインです。「食べない我慢」ではなく、「夜に食べたくならない昼間の設計」をしてください。具体的には、昼食にしっかりタンパク質を摂ること・15時にスナックを入れること・22時以降はキッチンに入らないルールを作ることが効果的です。
教訓3:リバウンドは「失敗」ではなく「情報」と捉える
体重が戻ってしまったとき、それは「自分がダメだった」という証拠ではありません。「やり方が身体に合っていなかった」という貴重なデータです。私の場合、107kgへの逆戻りは「代謝を無視した急激な制限は機能しない」という事実を教えてくれました。リバウンドを責めるのではなく、「なぜ戻ったのか」を分析する材料として活用してください。PDCAを回す勇気が、次の成功を生みます。
免責事項
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、医療的なアドバイスや診断・治療を行うものではありません。記載の内容は科学的知見や公的機関の情報をもとにしていますが、個人の健康状態によって効果は異なります。健康上の問題や医療的判断が必要な場合は、必ず医師や専門家にご相談ください。
参考資料
最終更新日:2026-04-14